【アメリカ暮らしのライフハック】ディスポーザーが詰まったときの救世主

シリコンの蓋

こんにちは。mazeです。

3年前のちょうど今頃は、サンノゼのアパートの退去日が近づいていて、新しく住む場所を探し始めたところでした。何十件と内見してやっとみつけたこの家は、ちょうど築10年くらいのアメリカではわりと新しい物件。築30年、40年なんてザラだし、エリアによってはもっと古い物件もあります。

いろいろと内見をしてみてわかったのは、家の内装品として↓の家電製品が含まれていることでした。

  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 乾燥機
  • 電子レンジ
  • エアコン
  • オーブン
  • ディスポーザー(キッチンシンク)

基本的に含まれている」という感じなので、冷蔵庫と洗濯機&乾燥機がない家もありました。ちょうど交換時期だったり、元のオーナーが引っ越すときに一緒に持って行くこともあるみたいで。

あと、洗濯機&乾燥機は各家にはなくて、共有部のものを使うタイプのコンドミニアムとか、電子レンジがビルトインされていない家(日本みたいに買ってきたものをそのまま置くスタイル)もありました。エアコンに関しては、サンノゼの古い物件にはクーラーがなくてヒーターだけっていう家もあったっけ。

まぁ、状況はマチマチではあるのです。

が、必ず備わっていたのがオーブンとディスポーザー。どちらも便利なのは間違いないのですが、特にディスポーザーは毎日生ごみをポイポイと捨てられるので本当に助かっています。

それが先日、詰まりましてー💦

ゴーっといういつもの音と、排水口のところで水がブクブクしているのは見えるものの一向に流れていかないのですよ 泣

ふと思いついたことがあってやってみたらすっきり解決したので、今回はその方法をご紹介します。

IKEAで買ったシリコンのふた

早速ですが、我が家のディスポーザーの詰まりを解消してくれた救世主がこちらです↓

slicon lid with a mug

IKEAで買ったシリコンのふたです。大きさがわかりやすいかな、と思ったのでマグカップの横に置いてみました。

IKEAの商品ページも念のため↓

もともとは、残ったおかずを冷蔵庫で保存したりレンジで温めたりするときに、ラップの代わりに使おうと思って購入しました。

実際にそうやって使ってもいますが、器のフチがぼこぼこしているタイプだとふたとの間に隙間ができてしまいます。密封したいときにはイマイチかな、、、な感じ。

でもこのふた、平らなところにおいて取っ手を引っ張ると、ぴたっと張り付くんです。そのままだとつるっと落ちてしまう壁やドアでも、取っ手を引っ張ると吸盤のようになってびくともしない吸着力!

これを利用したわけです。

我が家のキッチンのシンクに置いてみた図↓

a silicon lid in kitchen sink

排水口にかぶせるとこんな感じ↓

a silicon lid in kitchen sink

あら、ぴったり!

この状態で取っ手を引っ張っても、真ん中が空洞で周りに隙間もできるので、すぐに取れてしまいます。

しかし!詰まったときは、すでに流れていない水が排水口ギリギリに見えていたので、蛇口から弱めに水を流しつつ、シリコンのふたをかぶせて引っ張ったり離したりしてみました。水で隙間が埋められて、引っ張るときに抵抗を感じます。

要は、トイレが詰まったときに使う、あのスッポン(ラバーカップというらしい)的な感じになるわけです。ただし、ぴったり密着するわけじゃないので、本物のスッポンほどの威力はありませんが、流れずに引っかかっていたものに多少の圧をかけるには効果的だったようです。

すでにがっつり詰まっている場合や、古かったりしてディスポーザー自体に問題があるときに圧をかけるのは、壊れて被害が拡大する恐れがあるようなのでご注意くださいね!

ディスポーザーの使い方をおさらい

さて、ディスポーザーが詰まった原因ですが、機械の故障とか、すでに詰まり気味だったとかいうことではなくて、明らかに流したもの↓のせいでございます💦

  • 卵の殻
  • ジャガイモの皮
  • その他、野菜の切れ端たち…

卵の殻とジャガイモの皮を一度に流したのが原因だった模様 泣

卵は毎日のように使っていて、何も考えずにディスポーザーへ放り込んでいました。

でも、そういえば。

昨年だったか実家に帰ったときに、卵の殻をディスポーザーに入れようとしたら、流しちゃいけないことになったと聞いたんでした。今回、日本のディスポーザーの取扱説明書をいくつか見てみたところ、卵の殻は要注意物として必ず登場していました。。。

そして、ジャガイモ。ジャガイモはあまり我が家の食卓には並ばないのですが、実は、以前にもジャガイモのせいでディスポーザーが詰まりそうになったことがありました。うちのディスポーザーとの相性が良くないのはわかっていたので、一度にたくさんは流さないようにしていたのに、先に入っていた卵の殻の影響なのか、大して流していないのに詰まっちゃったんですよねぇ。

あまり深く考えないで使っていたディスポーザーですが、うちに説明書があったので、Operating Instructions(操作説明)のところを日本語にしてみました。せっかくだしね。

取扱説明

1. シンクの開口部からストッパー(排水口に取り付けるふた)を取り外して水を流します。
2. スイッチをオンにして、ディスポーザーを起動します。
3. 生ごみをディスポーザーにゆっくりと投入します。
  注意!粉砕中のものが飛び出すのを最小限に抑えるために、ストッパーを置きます。
4. 粉砕が完了したらディスポーザーの電源を切り、数秒間水を流したままにして排水管を洗い流します。

Do…
・最初に水を流しはじめて、次にディスポーザーの電源を入れます。粉砕完了後は、排水管を洗い流すために水を数秒間流し続けます。
・小さな骨、フルーツの皮、氷などの硬い材料を粉砕します。粉砕室内が破片によって綺麗に洗い流されます。
・柑橘系果物を粉砕すると、においをすっきりさせます。
・必要に応じて、ディスポーザー用洗剤、脱脂剤、または脱臭剤を使用して、蓄積した油脂によって発生する不快な臭いを軽減します。

Don’t…
・ディスポーザーや排水口に油脂を流さないでください。排水管内に蓄積して詰まりの原因になります。
・生ごみを粉砕するときに、お湯を使用しないでください。ディスポーザーを起動していないときに、お湯を流すのは問題ありません。
・一度に大量の野菜の皮をディスポーザーに入れないでください。最初に水を流し、ディスポーザーをオンにしてから、皮を徐々に入れてください。
・排水管の詰まりの原因になるので、大量の卵の殻やトウモロコシの皮、アーティチョークなどの繊維質なものは粉砕しないでください。
・粉砕が完了し、ディスポーザーの起動音と水の音だけになるまで、ディスポーザーの電源を切らないでください。

ref: InSinkErator Instructions: Badger 1, Badger 1XT, Badger 100, Badger 5, Badger 5XT, Badger 5XP, Badger 500, Badger 15ss, Badger 333, Badger 444, Badger 900 & Contractor 300

ストッパーって、、、使ったことなかったわ (・_・;)

我が家のディスポーザーは、InSinkErator という製品でした。メーカーによって使用方法や注意事項に違いがあると思うので、こちらは自分用の覚書になってしまうかもしれませんが、ご参考までに。

ちなみに、日本の取扱説明書のように丁寧じゃないので、ディスポーザーに入れてよいものとダメなものなんていうわかりやすい案内はありませんでした。メーカーのブログに掲載されていたのはこんな感じ↓

OK:果物、野菜、小さい骨、残り物、ファストフードの食べ残し、野菜の皮
NO:油、脂、食べ物じゃないもの(缶、スポンジ、布 etc…)
注意:コーヒーの出し殻、卵の殻 … 一度に大量に流さないこと!勢いよく水を流すこと!

ref: What Not To Put in a Garbage Disposal – InSinkErator

調べてみるとけっこうおもしろかった!勉強になりました。

ご参考までに… <追記: 2022/8/18>

排水管が詰まっていなくてもディスポーザーが動かないときは、↓の投稿の方がお役に立てるかもしれません。