【アメリカで永住権(グリーンカード)申請】健康診断に行ってきました
こんにちは。mazeです。
グリーンカードのインタビューがキャンセルになってから、早3か月。
そろそろ、、、もうそろそろ、インタビューリスケのお知らせがやってくるんじゃないかと予想(期待)している今日このごろ。
2020/6/29 現在、USCIS のサイトの USCIS Office Closings のページにある「Rescheduling Appointments at Field Offices, International Offices and Application Support Centers」によると、我が家の場合は↓に該当します。
Field Offices, International Offices and Other Offices
If you Then Are scheduled for an interview and the USCIS office it is scheduled at is closed USCIS will automatically reschedule as soon as possible.
ref: USCIS Office Closings – https://www.uscis.gov/about-us/uscis-office-closings
「インタビューが予定されていて、その場所となる USCIS のオフィスが(コロナの影響で)閉鎖している場合、USCIS は自動的にリスケジュールします」ということなので、オフィスがオープンして少したつし、そろそろ動きがあるんじゃないかなぁと期待しているわけです。
でも、その前に。
1月の終わりに健康診断(Medical Examination)に行ったときのことを書いておかないと!もう半年近く前のことなんですけれども💦
アメリカはちょうどインフルエンザが大流行中で、コロナウイルスのことでもざわつき始めていたころでした。
病院を探そう
グリーンカード申請に必要となる健康診断は、USCIS が指定している病院で受診します。
病院の探し方は簡単♪
USCIS のサイトにある Find A Doctor のページで希望の郵便番号や住所を入力すると、近くの該当する医療機関を表示してくれます。
我が家の場合、自宅の郵便番号を入力してみたら隣の町に2か所みつかったので、うちから近いほうへ行ってみることにしました。
病院によって受診料がかなり違うというのを聞いていたので、みつかった両方に連絡してみるのが普通だとは思うのです。が、面倒なので1件のみに連絡。決め打ちでございます。。。
ネット予約なんていうステキなシステムはなかったので夫のgochaが電話をしてくれて、夫婦2名分のグリーンカード申請用の健康診断を予約しました。
当日の持ち物
電話で予約をしたときに、当日必要なものを聞いてみました。それがこちら↓
- ID
… カリフォルニアの運転免許を持参しました。念のためパスポートも持って行きましたが、使いませんでした。 - 診察料
… 基本となる診察料は、450ドルでした。クレジットカードが使用できるかどうかを、念のため確認しておきました
必要と言われたのは、この2つだけでした。
持ってくるようには言われなかったけれど、一応持参したのがこちら↓
- I-693 フォーム(Report of Medical Examination and Vaccination Record)
… 健康診断と予防接種の記録を USCIS に提出する際に必要なフォーム。USCISのサイトからダウンロードできます。印刷して持って行きました。 - ワクチンが必要な病名の日本語訳
… 何か聞かれても絶対に理解できない自信があったので、せめて病名だけでも日本語に訳しておこうという考えで持って行きました。
当日受付で I-693 フォームを持参したことを伝えたら、病院側で準備をするから必要ないと言われました。
確かに持ってきてとは言われてないの。でも、当日行ってみたら「えっ、フォーム持ってきてないの!?」なんて言われかねない、、、と思ったので念のためでした。
それから。
病歴や予防接種の記録は、あれば持参するようにと「Instructions for I-693(Report of Medical Examination and Vaccination Record)」に書いてありました。私は母にお願いして母子手帳や予防接種の記録箇所を写真に撮って送ってもらいましたが、もちろん日本語です。しかも、もう40年も昔のもの。英語の証明書を準備するなんてハードルが高すぎるし、そもそもそんな昔に受けたワクチンが今も有効とは思えない。。。予防接種の履歴が確認できて良かったですが、使うのは諦めました。
ということで、私たちは特に何も持たずに行きましたが、準備ができるなら持参するといいと思います。
インストラクションは更新されて内容が変わることもあると思いますので、受診の際は USCIS のページから最新版を確認してくださいねー。
健康診断の流れ
私たちが予約したのは Urgent Care という種類の医療機関だったので、外来OKの診療所的なところだと思っていました。
行ってみたら日本の健康診断センターみたいな感じで、いたって普通の建物の中にありました。上の写真がその建物の外観です。建物に入って階段で2階に上がっていくとドアがいくつも並んでいて、その1つに「Urgent Care」のサインを発見。
中がまったく見えないタイプのドアだったのもあって恐る恐る開けてみると、目の前に受付があって、その手前にはちょっとした待合室がありました。
待合室にはほんの数人しかいない状況。予約はしていたものの待たされるのを覚悟して行ったのですが、すぐに受付完了しました。
健康診断の基本料が450ドルで、先生と話して必要なワクチンが確認できたら、ワクチン料の支払いが必要という説明を受けました。
健康診断日:2020/1/30 9:30am
受付で料金の説明を受けたら、すぐに↓の項目を順番に行いました。日本の健康診断のように、健診衣に着替えるなんてことはございません。着ていったもの(履いていったもの)のまま進みます。
- 尿検査
- 血圧測定
- 身長&体重測定
… この身長体重測定、、、ざっくり加減が日本人的にはびっくりでした。どちらも靴を履いたままでOKなの!もちろん着ているものもそのまま。私が履いていたのは結構ゴツめのヒールのついたブーティだったのですが、そんなの履いたままじゃ身長も体重も全然正確じゃないわけです。数センチ、数キロの違いは誤差なのよね。きっとね。。。 - 問診
… 予防接種や病歴をいろいろ質問されましたが、「chicken pox にかかったことある?」とか「口から血を吐いたことある?」みたいな感じで分かりやすく聞いてくれました。優しい先生でよかったー!
ちなみに。
「chicken pox」は水ぼうそうのことなんですが、かかったことがあるかどうか聞かれたときに「あるっ!」と言ったら、水ぼうそうのワクチン接種は免れました。完全に私の申告のみ。
そんなんでいいのかな!?
どこの医療施設でもそうなのかどうかはまったく確信がありませんので、こんな事例もありましたよというお知らせまでということで。 - 注射(ワクチン)いろいろ
… 問診が終わると先生と入れ替わりで看護士さんが入ってきて、てきぱきと注射と採血の準備開始。ワクチンの種類や検査方法に種類があるようなのですが、私たちが受けたものを書いておきます。
- ワクチン
- gocha(夫):Tdap(破傷風+ジフテリア+百日咳)、MMR(おたふくかぜ+麻疹+風疹)、Varicella(水ぼうそう)
- maze(妻):Tdap(破傷風+ジフテリア+百日咳)、MMR(おたふくかぜ+麻疹+風疹)
- 採血
… 血液検査では↓が確認されるようです。- 結核(検査名:QuantiFERON)
- 梅毒(検査名:RPR)
- 淋病
- お会計
… 健康診断の基本料金がそれぞれ450ドル。gochaは水ぼうそうのワクチンが必要だったのでそれを含めたワクチン代が400ドル、私は240ドルだったので、大人2名の合計は 1,540ドル でした。高いわぁ。。。
そうそう。グリーンカード申請用の健康診断は、保険適用外とのことでした。これまた残念。
お会計が終わって、Urgent Care のある建物を出たのが11am前だったので、滞在時間は約1時間半。問診のために先生を待つ時間と、そのあとの看護師さんを待つところで時間がかかったように思います。
結果受領日:2020/2/18
血圧などの測定やワクチンを打ってくれた看護士さんに「4、5日後には結果がわかるわよ!」と教えてもらっていたのですが、病院からの連絡はなく、やっと来たのは2週間後でした。
受付で結果を取りに来たことを伝えると、まず行ったのがこちら↓
- インフルエンザ ワクチン接種
… 毎年10月1日から3月31日のインフルエンザシーズンにグリーンカード申請用の健康診断を受ける場合、インフルエンザのワクチンも必要です。
※ USCIS サイト「Vaccination Requirements」ページの「Q. When does the flu season start for purposes of the seasonal flu vaccine requirement? Since the seasonal flu vaccine is required, do I have to get the seasonal flu vaccine if it is not the flu season? 」参照
まさにその時期に健康診断を受けた私たちには必要だったのですが、アメリカではインフルエンザが大流行中だったからか、健診を受けた日はワクチンが在庫切れ状態。別の病院で受けてもよかったようですが、私たちは結果受領日に受けることにしていました。 - 先生と自分がサインした I-693フォーム を受領
… USCIS 提出用は、封筒に入っていてしっかりと封をしてもらったものが必要です。病院も心得ているはずなのでそれは問題ないと思いますが、併せてフォームのコピーをもらっておくといいと思います。
※ フォームを見る限り、コピーは受診者に渡すことになっているはず。心配だったので、念のためお願いしてコピーをいただきました。
お会計は前回済ませていたので、この日のお支払いはナシ。封がされた USCIS 提出用フォームと、自分の保存用コピーを受け取ったら終了!正味30分でした。
アラフォー夫婦に必要な検査とワクチン
グリーンカード申請の健康診断時に必要となる検査やワクチンは、診断時の年齢によって必要なものが違うようです。ここでは、私たちアラフォー夫婦のケースを書いておきますね。
ワクチンに関しては、I-693 フォームの「Part 10. Vaccination Record」という項目に「Not Age Appropriate(適切な年齢ではない)」という欄があって、チェックが入っていないもの(接種が必要)と、チェックが入っているもの(接種が不要)がわかります。
必要な検査
- Tuberculosis(結核)
- Syphilis(梅毒)
- Gonorrhea(淋病)
接種が必要だったワクチン
- Tdap(破傷風+ジフテリア+百日咳)または Td(破傷風+ジフテリア)
- MMR(おたふくかぜ+麻疹+風疹)または Monovalent かその他の混合ワクチン
- Varicella(水ぼうそう)
- Influenza(インフルエンザ:毎年 10/1 ~ 3/31 までのインフルエンザシーズンのみ)
接種が不要だったワクチン
- DT または DTaP(ジフテリア+破傷風+百日咳)または DTP
- OPV(経口生ポリオワクチン) または IPV(不活性化ポリオワクチン)
- Hib(ヘモフィルスインフルエンザ菌 B型)
- Hepatitis B(B型肝炎)
- Pneumococcal(肺炎球菌)
- Rotavirus(ロタウィルス)
- Hepatitis A(A型肝炎)
- Meningococcal(髄膜炎菌)
Immunization Action Coalition のサイトに、日本語訳されたワクチンの詳細がありました。すごくわかりやすかったので、ご参考までにリンクを貼らせていただきます↓
Japanese-language Vaccine Information Statements | Immunize.org
残すはインタビューのみ!ではまたのちほど―。
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そう、待っていたインタビューはなかったのです。