【節電にも有効】セントラルエアコンのフィルター交換

こんにちは。mazeです。

最近、昆布茶がお気に入りです。アメリカにも売っているあの Kombucha じゃなくて、日本人におなじみの昆布茶のほう。

日本にいるときだって年に1度買うかどうか程度なのに、なかなか飲めないと思うと飲みたくなります。羊羹なんかもそう。日系スーパーで見つけるとついつい買ってしまう。そういうの、ありませんか?

さて、前回の投稿で節電のためにエアコンのフィルターをきれいにするということをちょっと書きました。今回は、そのフィルター交換のお話を。

節電にも影響するエアコンのフィルター

アメリカのエアコンといえば、セントラルヒーティング&クーリングが有名ですよね。エアコンは ”Air Conditioning” なので AC(エーシー)というのが一般的かも。

我が家の場合は1Fと2Fの壁にコントローラ―が設置されていて、各階ごとにオンオフができます。コントローラはこんな感じ↓

central thermostat

冷暖房の風の吹き出し口が各部屋にあって、家の中(我が家の場合はオンにした階)が同じ温度に温まったり冷やされたりするので、かなり快適です♪

ちなみに、いくつも家の内見をしているときに、窓についているタイプや、日本と同じように壁に設置されているタイプのエアコンも見たことがあります。これらのセントラルじゃないタイプは、古い家に多いように思います。

話をもとに戻すと、、、セントラルエアコンにも、日本のエアコンのようにフィルターがちゃんとあります。これをきれいにしておくことは空気を清浄に保つことはもちろん、節電というか無駄な電力消費を防ぐことができるので、とっても重要なんです。

ただし。

このフィルター。最初はどこに設置されているのかわかりませんでした 汗

フィルターが設置されている場所を探す

この家を購入する前に House Inspection(家の点検)をお願いしたのですが、早急に改善したほうがいい項目が5つありました。そのひとつがこちら↓

The heating system air filter is dirty. We recommend it be serviced or replaced.

「暖房システムのエアフィルターが汚れています。修理(?)をお願いするか、交換することをおすすめします。」だって。

リアルター(不動産屋)さんに聞いたら、フィルターは簡単に交換できるから気にしないで大丈夫!とのことだったので、購入するときには気になりませんでした。

引っ越してきた当初の冬は家の中がめちゃくちゃ寒いとは思いつつ、エアコンはあてにせずにブランケットにくるまってなんとか過ごすことができました。が、春になると暑い日も増えてきて、友達や両親が遊びに来る予定もあって「そういえばフィルターが、、、」と思い出し、何とかしなくちゃとなりました。

「汚れています」のコメントの横にあった写真がこちら↓

The heating system air filter is dirty.

今見ると、本当に汚い。。。埃まみれじゃないか。。。。。

で、この網がある場所がこちら↓

ac grill

はい。天井です。天井にセントラルエアコンのエアダクトがあって、ここにフィルターを設置するんです。まったくもって予想外!

引っ越し当初は毎日お掃除の日々で、頭の上にあるこの汚い網も埃だけはふき取っていたんです。まさかここがフィルターの設置場所だったとはねー。頭の中の点と点が結びつくのに時間がかかりました。。。

この網はフィルターを押さえるふた的な役割をしていて、この網を開けるとこんな感じ↓

air duct on the ceiling

この写真はフィルターを外した後なのでダクトが見えるだけですが、ここにフィルターをはさんで設置するわけです。

お家によっては壁や床に設置されていることもあるそうで、フィルターの取り付け方はその場所によって異なりますので、こちらは我が家の場合ということで。

フィルターを交換する

肝心のフィルターがこちら↓

AC filter

私はいつも Home Depot のサイトで購入しています。

上の写真の一番下に「20x24x1」と書かれていますが、これがフィルターのサイズです。エアダクトの四角い枠にスポッと収まるサイズが必要なので、もともと設置されているフィルターのサイズをメモしておいて、同じものを購入するのがいいと思います。

フィルターは天井と平行に設置するので、フィルターから手を離すと落ちてきてしまいます。フィルターをうまく押さえながら網のふたを閉じる(押し上げる)という作業です。

重要なのは、フィルターの向き。フィルターの側面に矢印が書いてあるので、矢印がダクトの方を指すように(網のふたの方じゃなくて)設置します。家の中の空気がこのフィルターを通って吸い込まれるイメージですね。

空気がどちらからどちらへ流れるかがわかりづらい箇所にフィルターを設置するタイプの場合は、最初に設置されているフィルターの矢印の向きを要チェックです。

では、そろそろ。。。もともと設置されていたフィルターというのがこちら↓

dirty air filter

げーーー orz 💦この埃の量、すごくない!?

汚いものを掲載してごめんなさい。本当に。

それにしても今思うと、外側の網にあれだけ埃がついていたこと自体、異常なんじゃないかな。あれだけ溜めるには、数年間放置していたのでは。。。前のオーナーさんはインドの人たちだったから、フィルターの存在を知らなかったのかもしれないと思うと気の毒だけれど。

フィルターは、3か月ごとに交換することが推奨されています。iPhoneで撮った写真には、撮影した日付の情報がありますよね。見てみると、最初の埃まみれのフィルターを撤去した日は、2018年4月5日でした。

その約3か月後の2018年7月18日のフィルター交換時の写真がこちら↓

AC filter

左が新しいもので、右が3か月間使用していたもの。ほとんど違いがないと思いませんか?写真で撮ったほうがわかりやすいくらいで、実際に目で見るとほぼわかりませんでした。

実は、4月5日から7月18日までの間に冷房を利用していた日は、1か月もなかったんじゃないかと思います。暑いときだけオンにして、普通に過ごせる日はオフにしていたので。

本当は、このときはよくわかっていなかったんです。なんでそんなに汚れていないのかを。その理由はおまけで書きますね。

というわけで、次のフィルター交換日は暖房が本格的に必要になった2018年12月24日で、そのときの写真がこちら↓

AC filter

左が新しいもので、右が古いもの。前回の交換から約5か月が経っています。夏の間はエアコンをつけっぱなしにしていた期間も長いので、これくらいになるわけですね。

写真で見ると、使用後の色はかなり黒くなっていますが、目視ではやっと差がわかるくらいでした。固まった埃がついていることもないし。網のふたもフィルター交換時にドライシートで拭き掃除をしますが、シートに埃はほとんどつきませんでした。

今では、冷房を使う時期と暖房を使う時期の間はオンにしないので、その間は放置。次の冷暖房が必要な時期にフィルターの交換&掃除をするので、年に2回の交換周期になっています。

そうそう、私が購入しているフィルターには FPR(Filter Performance Rating)があります。私は通常 FPR7 を利用しています。レートの違いはこちらの写真でご確認くださいませ↓

AC Filter FPR

改めて過去の写真を引っ張り出してみると、余計になんだか感慨深い。。。フィルターを交換するたびに、最初に見たあのフィルターのことを思い出しては、どれくらいたっていたものなんだろうって疑問に思っていたんですよ。

本当にフィルター交換は、大事。

おまけ:「fan」機能について

セントラルエアコンには、fan 機能があります。fan とは換気扇的なことで、それを「auto」に設定すると自動で空気を循環させてくれるのですが、そもそも冷暖房を使用していないときに作動しているのかどうかがよくわかっていなかったんです。

冷暖房をオフにすれば同じシステムで管理されている換気扇だってオフになると考えるのが普通だと思います。ただ、この選択肢がややこしくて 泣

  • 冷暖房設定の選択肢
    • cool
    • heat
    • off
  • fan 設定の選択肢
    • on
    • auto

コントローラーは、冷暖房の設定がオフになっているときも室温や「fan」「auto」の表示が消えるわけではないので、もしかして fan だけは auto で作動してる??と惑わされるんですよ。

wikiHow というサイトをよく見ているのですが、ここにサーモスタットの設定方法が掲載されていました!まさに私がよくわかっていなかった設定の違いについての解説があったので、抜粋させていただきます。

2 Turn on the fan. With fan options, you will most likely have “on” or “auto.” By choosing “on,” you will engage the fan on your system to circulate air through the home without heating or cooling it. The fan will run for as long as the “on” option is engaged. The “auto” option will only engage the fan when either the heat or air conditioning turns on and needs to be circulated.

・The “on” option for the fan is generally considered an energy waster since it will require a decent amount of energy to move that much air on a constant basis. Due to this most people only ever leave the fan set to “auto.”

・Many people use the “on” option simply to flush air out of a house—if something burned while cooking and you want to circulate enough air to clear the smell, for instance.

ref: How to Set a Thermostat – 2. Turn on the fan | wikiHow

fan の設定について、ざっとかいつまんで訳すと:

on:冷暖房しているかどうかにかかわらず、家の中の空気を循環させる

auto:暖房かエアコンがオンになっていて、空気を循環させる必要があるときにだけ作動する

「the heat or air conditioning」の定義がイマイチはっきりしませんが、、、要するに、fan を on にしていると常に換気されるということみたい。on が使われる方法として、料理中に何かを焦がしたりしてすぐに換気が必要なときに利用する人が多いそう。

auto はエアコンがオンになっているときにしか換気機能は作動しない、かつ、空気の循環が必要なときだけ作動するというわけなので、auto に設定しておくのが一般的なようです。節電的にもね。

設定や作動の仕方はメーカーによって違うかもしれません。おうちにセントラルエアコンの説明書があるならそちらを参照することをオススメしますが、もし同じような疑問をお持ちの方がいらっしゃって、何らかのお役に立てれば幸いです。