【ディスポーザートラブル】70%は六角レンチで解決するかも
こんにちは。mazeです。
今週、久しぶりに雨が降りました。ちゃんと降ったのは2か月ぶりくらい。もちろん、実は夜中に降っていたとかだとわからないので、「私が知る限りでは」なんですけれども。
今年のはじめくらいから Nortion というメモアプリを使って予定や To Do、仕事のログやその日の献立なんかを(できるだけ)入力していて、天気と気温も予報を見て残しています。記録は抜けだらけ、しかも、予報がはずれたあとにちゃんと上書きしていないこともあるので、全くあてにはならないデータではあります。
とはいえ、せっかく記録しているので過去を振り返ってみると、、、雨を含むアイコンを最後に使ったのは6/3。一時的に雨の予報が出ていたときも、うちの近所は降りそうもないお天気続きだったのは間違いないんです。
気温もずーっと高くて、私の大雑把な記録によると、7月は毎日のように最高気温が 38℃ ~ 44℃。めちゃくちゃ熱かったなー💦
だからなのか、ここのところ水道の水がほぼお湯なんです。
冬になると水道の水が冷たくなるのは日本もアメリカも同じで、そういうものだと思っていました。じゃあ、夏の暑い時期にお湯並みに熱くなったことがあったかというと、、、思い出せない。冬に比べるとぬるいとは思うんです。でも「お湯みたいだ!」と思ったことってあったっけ。
キッチンでディスポーザーを使用するときは、冷たい水を流しながら粉砕しなくちゃいけないのに、もはやお湯しか出ない。。。
なんなんでしょうねぇ。気温が高すぎるからなのか、水道管の不具合か。ちょうど昨年の7月下旬に今の家に引っ越してきたので、当時の記憶を思い出そうとするのですが、やっぱり全然思い出せないのですよ。
今週は雨が降って少し気温も下がっているので、ちょっと様子を見てみようと思います。
さて。
ディスポーザーといえば、先日、動かなくなりまして。水道からお湯しか出なくなるちょっと前、6月中旬の出来事です。
前の家でディスポーザーが詰まったときは、排水がうまくできなかったのが原因で、ディスポーザー自体は動いていました。今回は、ディスポーザーが回転していない模様。
動かないディスポーザー
我が家のキッチンはこぢんまりしていて、キッチンシンクも大きくありません。
その割にディスポーザーはパワフルで、ジャガイモの皮だろうと卵の殻だろうと、全く詰まらせることなく見事に粉砕してくれます。前の家ではありえませんっ!
あまりにパワフルで、ディスポーザーが粉砕をはじめると目に見えるくらいの振動でシンクがブルブルする方が心配なくらい 笑
詰まり知らずのディスポーザーだったわけですが、ある日、突然静かになりました。
突然といっても、静かになる直前にカラカラカラと軽い金属音が聞こえたのは覚えています。「あれっ?」と思った瞬間に静かになり、水が流れていく音とディスポーザーが一応起動しているとわかるモーター音だけに。ディスポーザー自体は起動しているのに、粉砕することをやめたみたい。
水は流れるし、排水管が詰まっているわけではなく、以前のように詰まりを解消すればいいってものではなさそう。
仕方がないので、電源を切ってディスポーザーに手を突っ込み、原因を捜索。本当は、手なんか突っ込んじゃダメなんですよ!!注意事項にしっかり「Do not put fingers or hands into a waste disposer.」と書いてありますので。ここはトング的なものを使うべきなんですが、トングで取り出せるような大きな塊はなかったので、私は仕方なく。。。
捜査の甲斐なく原因は見つからず、水を流しながら再度電源を入れてみても、聞こえるのは先ほどと同じモーター音だけ。
途方に暮れて説明書を引っ張り出し、Releasing Disposer Jam(ディスポーザーのかみ込み解除)にあった手順を試してみます。
ディスポーザーの運転中にモーターが停止した場合は、ディスポーザーが動かなくなる可能性があります。かみ込みを解除するには:
1. ディスポーザーと水を止めます。
2. セルフサービスレンチ(Wrenchette)をディスポーザーの底にある中央の穴に差し込みます。レンチを左右に動かして、1回転することを確認します。レンチを取り外します。
3. トングでディスポーザー内のものを取り除きます。ディスポーザーのモーターを3分~5分冷ましてから、ディスポーザーの底にある赤いリセットボタンを軽く押します。(モーターが作動しない場合は、ブレーカーやヒューズを確認してください。)
ref: InSinkErator Instructions: Badger® 1, Badger® 100, Badger® 5, Badger® 5XP®, Badger® 500, Badger® 500 Plus, Badger® 15ss, Badger® 333, Badger® 444, Badger® 900, Badger® 900 Plus, & Contractor 333®
「Wrenchette ってなんだ?」と思って、再度説明書をよくよく見てみたら、六角レンチのことみたい↓
説明書は前の大家さんから引き継いでいるのですが、残念ながら六角レンチは見当たらず。まずは家具を購入したときに同梱されていたいくつかの六角レンチを試してみることに。
でも、どれも細すぎるようで全く引っ掛からない 泣
このままディスポーザーが使えないのはものすごく困るし、まぁ六角レンチなら今後も使う機会はあるよね!ということで購入することにしました。
必要なのは 1/4 インチの六角レンチ
六角レンチを購入するのはいいとして、どのサイズを購入すればいいのかが分かりません。説明書にも書いていないし、ディスポーザーの底を写真で撮ってみたところでわからない。
こういうときは、とりあえずググってみるに限ります。六角レンチは英語で Allen Wrench というようなので、「disposer allen wrench size」で検索してみると・・・
出たー!
我が家のディスポーザーは InSinkErator なのでズバリです。カリフォルニアの家も InSinkErator だったので、アメリカでは一般的なメーカーなのかな。
早速、前回の投稿でご紹介した Walmart のオンラインショッピングで5ドルの六角レンチセットを購入。Delivery(宅配)で注文するには金額が少なすぎるし、数日前に生鮮食品のオーダーをしたばかりだったので、Shipping(出荷)* で注文。なんと、翌日に配達してもらえました。早っ!!
* Walmart+ メンバーだと Shipping は最低購入額の指定がなく、5ドルの六角レンチセットでも送料無料でした。
購入した六角レンチセットは、こんなのです↓
使用するのは、左側の上段にある 1/4 インチです。1/4 インチは意外と大きくて、組み立て家具に同梱されていたものでは、どれも合わないわけです。
アメリカの六角レンチ
六角レンチは、英語で Allen Wrenche とか Hex Key といいます。
違いが知りたくて、検索して出てきた説明をかいつまんでみると・・・
- Hex はギリシャ語で「6」を表し、Hexagon(ヘキサゴン)から来ているので、Hex Key は「六角形の工具」という意味
- Allen Wrenche は、20世紀初頭に William G. Allen さんが「a cold drawing process for making hex socket set screws」の特許を取得したことに由来するそうで、「Allen」は登録商標。現在では、他社製でも Allen Wrenche(アレンレンチ)と呼ばれることがある
- Allen Wrench とも、Allen Key とも言う
ref: What is the difference between an Allen wrench and a hex key? | MegaDepot.com
なるほどー。Allen Wrench は、セロテープとかバンドエイドみたいな商標の普通名称化ですね。
それと、六角レンチのサイズにはいくつかの規格があるみたいで、今回必要だったのは 1/4 インチでした。
上の写真の六角レンチセットは、左側がインチサイズで、右側はミリサイズ。全てビミョーにサイズが違うので、購入する際にはお間違いのないように!
サイズのあった六角レンチさえ手に入れば、あとは上の方でご紹介した手順どおりに進めるだけ。
ディスポーザーの底の中央にある穴に六角レンチを差し込んで動かしてみます。
六角レンチを動かしてみるとちょっと引っかかる感じがしました。それを取り除くように左右に回して、スムーズになったらひと回りさせてから六角レンチを取り外します。
挟まっていたものが取れたようなので、再度ディスポーザーに手を突っ込んでみたけれど、なにもありませんでした。これで大丈夫なのか不安でしたが、同じくディスポーザーの底にあるリセットボタンを押して、水を流しながらディスポーザーの電源を入れてみたら、聞き慣れた調子のよさそうな音に戻ってる!
恐る恐る野菜の切れ端を入れてみると、いつものように豪快に粉砕してくれました。直ったー♪
不具合の原因
そうそう。
結局、なにが原因でディスポーザーが動かなくなってしまったのかはわかりませんでした。でも、ひとつ思い当たることが。
アメリカに来てから気に入って購入しているものに、炭酸水があります。レモンやライム、ブルーベリーやパイナップルなんかのフレーバー付きの炭酸水がたくさんあって、甘味料は使われていないしカロリーもないしで、毎週350ml x 8缶入りの箱を2箱は購入しているくらいのヘビロテです。
この缶についているプルタブが、ディスポーザーに引っ掛かっていたんじゃないかと思っています。ディスポーザーが動かなくなる直前に、カラカラカラと金属音がしたんです。金属なんて入れるわけないし、うっかりスプーンやフォークが入っていたとしたら、こんなに軽快な音じゃないはず。
缶を開けてもプルタブが取れない仕組みになっているにもかかわらず、わざわざ外れているのはなぜなんだー???
我が家には二人しかいないので、犯人は夫のgochaで確定なわけですが、どうやら、仕事が終わって部屋からキッチンへ持ってくる缶にみられる現象のよう。オンラインミーティング中か考え事の途中で無意識に取っちゃっているのでしょうね。
普段は、取ってしまったプルタブが缶の中に入っているので所在が分かるんですが、そういえば、この日はプルタブは一体どこへ?な缶がシンクの横に置いてあったな、、、
と、勝手に思い当たった点と点をつなげて「原因はプルタブ!」と結論づけました。ただ、実際にディスポーザーの中にプルタブが入っているところを見たわけではないので、gochaにとってはとんでもない濡れ衣の可能性もあります 笑
おまけ
六角レンチがあれば、もう無敵♪
なんてね。ディスポーザーがスムーズに動き出したときには、そう思ったものです。
でも、InSinkErator のディスポーザー以外には通用しない情報ですよね。メーカーが違えば対策が異なるのは当然のこと。
ここで思ったんです。前の家も InSinkErator のディスポーザーだったし、どれくらいのマーケットシェアがあるのかなって。
この投稿内でも既に何度もお世話になっている Google 先生に聞いてみると、なんと!
米ワールプール、イン・シンク・イレーターを30億ドルで買収
ref: ロイター | https://jp.reuters.com/article/idJPKBN2PF0E0
今日は 2022/8/12 なので、4日前の出来事です。なんてタイミング。今、ディスポーザーが動かなくなってしまったことを書いていなかったら、ニュースをほぼ見ない私の目には留まらなかったに違いない。
Whirlpool が InSinkErator を買収した話はさておき。この記事内に、InSinkErator は「生ごみ処理装置の市場シェアは 70% を超えている」とあります。
シェアが 70% もあるなら、前の家もこの家も InSinkErator のディスポーザーだったことや、「disposer allen wrench size」と検索しただけで InSinkErator のディスポーザー向けの案内が強調スニペットで表示されたのも納得です。
というわけで、アメリカにお住いのみなさま。ディスポーザーが動かなくなったら、1/4 インチの六角レンチで解決するかもしれませんよ!
ディスポーザーは動いているのに詰まってしまって流れないときは、↓の投稿もお役立てくださいませ。