【グローバルエントリー】Web申請と取得までのスケジュール
こんにちは。mazeです。
前回の投稿で、日本からアメリカへ戻ってきたときの入国審査時に受けたグローバルエントリーのインタビューのことを書きました。
インタビューを受ける前にWebからグローバルエントリーの申請をしていたわけですが、これがなかなかのボリューム💦
とはいえ、難しいことを聞かれるわけではないんです。質問に答えて必要な情報を入力していくだけなんですよ。でも、自分の記憶だけじゃ入力できないような項目もあって、確認しながらだと結構大変。撮っておいたスクショの保存日時を見ると、たっぷり1時間かかってます 泣
ということで今回は、Web申請で聞かれる項目と取得までのスケジュールを簡単にまとめておこうと思います。「グローバルエントリーの申請でどんなことが聞かれるのか、取得まではどんな流れなのかをざっくり知りたいよ」という方向けです。
グローバルエントリーの申請はWebで
グローバルエントリーの申請から承認されるまでの流れは↓な感じです。
- プログラムの選択と Login.gov のアカウント作成
- 申請書の入力
- 支払い
- Conditionally Approved になるのを待つ
- インタビューを受ける
- 承認&メンバーシップカードを有効にする
時間がものすごーくかかるのは「②申請書の入力」です。全質問を網羅できている自信はありません。。。大目に見てくださいませ。
1. プログラムの選択と Login.gov のアカウント作成
最初に米国国土安全保障省の Trusted Traveler Programs のページにアクセスして、複数あるプログラムの中から「Global Entry(グローバルエントリー)」を選択します。
そのまま進むと「Login.gov」のページが表示され、サインインするかアカウントを作成します。
Login.gov は、アメリカの政府や公共機関のサービスにセキュアにサインインするための仕組みです。最近よくありますよね、情報にアクセスしたり登録したりするのに二段階認証とか二要素認証が必要なサービス。Login.gov は少なくとも1つ以上の要素を設定する二要素(多要素)認証方式で、グローバルエントリーの申請にもこのアカウントが必要です。持っていない場合は、ここで作成します。
アカウントの作成方法には、Eメールアドレスとパスワードを設定して、認証方法を選択します。
グローバルエントリーの申請後にステータスの確認をする際にも Login.gov を介してアクセスすることになるし、他の公共機関のサービスで Login.gov を利用している場合は、同じユーザーネームとパスワードでアクセスできるそうですよ。
2. 申請書の入力
グローバルアプリケーションの入力ステップは、大きく分けてこんな感じ↓
①個人情報
入力項目は、姓名、生年月日、出身地、メアドと電話番号、性別の他に、目の色、身長(cm)、これまでに使用したことがある名前(旧姓など)です。
身長は、cm で入力できます。いまだにインチやフィートにまったく慣れていない私にはありがたい。
②ドキュメントの登録
日本国籍であること、永住権を取得していること、アメリカに入国できることを証明するために、次の2つのドキュメントを登録します。
- パスポート
- グリーンカード
それぞれに記載されている番号や有効期限、個人情報をすべて入力します。
③運転免許の登録
運転免許の情報もすべて登録します。最初に運転免許を持っているかどうかの質問があるので、持っていない場合は「No」を選択してみてください。その先は確認していないので、代替情報が必要かどうかは不明です。。。
④車両情報
「メキシコから米国へ車で国境を越える予定はありますか?」という質問に「No」と答えると、車両登録は不要です。
メキシコから陸路で移動する際に、国境で SENTRI レーンを使用したかったら事前に車両登録が必要です。
注目!!!
SENTRI はグローバルエントリーと同じ Trusted Traveler Programs の1つです。そもそも我が家には車がないので、車両登録はしていません。
が!
最初のグローバルエントリー申請時に車両登録(SENTRI に登録)すると、追加料金はかからずに SENTRI レーンが使えるそうです。グローバルエントリーを申請後に車両登録をする場合は、42ドルの追加費用がかかります!
ref: Using Global Entry card in the SENTRI or NEXUS lanes | U.S. Customs and Border Protection
車でメキシコ→アメリカへの移動もあるかなぁ、、、という場合は、最初に登録しておくとおトクですね!
⑤住所の履歴
5年前から現在までに住んだ家の住所を入力します。我が家の場合は、2017年4月以降の3つの住所を入力しました。
入力した情報は↓:
- 居住期間(○年〇月~○年〇月まで)
- 国名
- 住所
⑥職歴
5年前から現在までに働いた会社の情報を入力します。私の場合は、2017年4月以降の情報を2つ入力しました。うち1つは、「Unemployed」。EAD(労働許可証)の取得前は無職だったので。無職だった期間を入力するだけでOK。
仕事をしている場合は↓を入力:
- 雇用状況(形態)
- 雇用期間(○年〇月~○年〇月まで)
- 職務内容
- 雇用主(会社名)
- 雇用主の電話番号
- 仕事をしている場所の住所(国名も入力します)
⑦渡航歴
5年前から現在までに行ったことがある国名(米国、カナダ、メキシコ以外)を入力します。私の場合は、2017年4月以降の情報を入力しました。
、、、これ、全然覚えてなくて。国名だけでいいのに。2019年6月以降にどこにも行っていないことは確かなのですが、それ以前に行ったのが5年前だったのかそれより前だったのかがあやふや。
参照したのは、以前(グリーンカード取得前)に保存した I-94 の渡航履歴と携帯で撮り溜めている写真です。
I-94 は、アメリカを出入国した日と利用空港(空港コードのみ)だけの情報で、肝心のどこに行ったかはわからず。日付を見たら、だいたい「〇〇に行ったな、そういえば」で思い出せたのですが、それでも思い出せなかったところは iCloud の写真で確認 笑
ちなみに、グリーンカードを取得した今、I-94 に渡航履歴は更新されません。I-94 は、旅行者やビザで滞在している非移民向けに発行されるものなので、グリーンカード取得者は該当しないんですね。もう、滞在可能期限が正しいかどうかを確認する必要がなくなったのはうれしい 🙌
⑧追加情報
申請書の入力は、もうひと息!5つの質問に回答します。
- Have you ever been convicted of a criminal offense in the United States or any other country?
… 米国またはその他の国で、犯罪行為で有罪判決を受けたことがありますか? - Have you ever been arrested or had charges that were expunged or removed? If yes please describe.
… 逮捕されたり、不起訴処分になったことはありますか? はいの場合は、その内容を説明してください。 - Have you ever received a waiver of inadmissibility to the U.S. from a U.S. government agency?
… 米国政府機関から米国への入国不許可の免除を受けたことがありますか? - Have you ever been found in violation of customs laws?
… 関税法違反で検挙されたことがありますか? - Have you ever been found in violation of immigration laws?
… 移民法違反で検挙されたことがありますか?
ざっと日本語にしてみましたが、法律の専門家ではないため訳語が間違っていたらごめんなさい🙇
⑨内容確認
ここまで入力した内容を確認して、問題なければ申請書の入力は終了!
ただし、一度提出してしまうと、自分で修正ができないようです。Enrollment Center で修正をお願いすることになるそうなので、手間を増やさないためにもここでしっかり確認。
3. 支払い
申請書の入力、お疲れさまでした!あとはお支払いを残すのみ。
お持ちのクレジットカードにグローバルエントリー申請料のクレジットがある場合は、忘れずにそのクレジットカードを使ってくださいね。あとで返金されますので。
「申請料はクレジットカードの特典で実質無料」なことを前回の投稿に書いたのでよろしければ。
4. Conditionally Approved になるのを待つ
申請書の入力&お支払いが終わったら、ステータスが「Conditionally Approved」になるのを待ちます。
どれくらい待ったかというと、、、たったの2日でした。早っ!!ステータスが変わったとメールでお知らせが届き、ダッシュボードでどう変わったかを確認します。ダッシュボードには、グローバルエントリーの申込ページの右上にある「LOG IN」ボタンからアクセス。最初に作った Login.gov を介してサインインします。
申込ページに、グローバルエントリーの申請書が処理されるのは、平均して4~6か月(申請者による)と書いてあるんです。それじゃあ日本への一時帰国がいつになるかわからない状況でも、「within 730 days(2年以内)にインタビューを受けて承認してもらえばいいんだから、早めに申し込んでおくに限る!」と思ったわけです。
こんなに早く Conditionally Approved になった理由はまったくわかりません。時期が良かったのか、日本国籍なら早いのか。いずれにしても、申し込み多数で時間がかかっているとのことなので、早めに手続きを進めておいた方がよさそうです。
5. インタビュー
インタビューは Enrollement on Arrival(EoA)で受けようと思っていたので、Conditionally Approved にステータスが変更しても特に何もしていません。Conditionally Approved の状態になってから次のアメリカ入国の際にインタビューを受ければいいので、私たちは半年後の日本からアメリカへの入国審査時にお願いしました。
EoA はちょっと、、、という場合は、お近くの Global Entry Enrollment Center で予約をしてインタビューを受けることもできるそうです。
EoA やインタビューについては、前回の投稿にまとめたので、詳細は↓をご覧くださいませ。
6. 承認&メンバーシップカードを有効にする
インタビューから10日ほどしてステータスチェンジのお知らせがメールで届きました。ダッシュボードを確認すると、Approved(承認済み)になってる!
承認後は、すぐにグローバルエントリーを利用できます。ただし、カードが送られてきたのは、ここからさらに10日後でした。
↑の画像は、ダッシュボードのスクショです。右側にプログラムの選択から承認を受けるまでのステップが表示されていて、最後の「Activate membership card (if needed)」にだけチェックが入っていない状況です。
グローバルエントリーのカード受け取ったら左側にある「Activate Membership Card」ボタンをクリックするとカードが有効になって、すべてのステップが完了します。
グローバルエントリーのカードは、アメリカとカナダ、メキシコ間を陸路で移動する際に必要です。飛行機で移動する場合は、カードを携帯しなくていいんですって。チェックがついていなかった最後のステップで「if needed(必要なら)」となっているのは、陸路を使用しない(= カードを使用しない)場合は、カードの有効化はしなくてもOKということのようです。
今のところ陸路を利用する予定はないですが、せっかくのカードなので有効化しました。もし、カードを持って陸路で移動してもカード自体が有効になっていないと使用できないそうなので気を付けてくださいね!
※カードが送られてきたときのレターに記載されています:If you do not activate, this card will not be usable at the border crossing.
取得までのスケジュール
最後に、グローバルエントリーの申請からカードが届くまでのスケジュールを書いておきます。
思いのほか待ち時間がなく、さくっと取得できた印象です。時期や状況によって取得までにかかる時間は異なると思いますので、必要な方はお早めに!
2022年4月6日 – グローバルエントリーの申請
↓
2022年4月8日 – Conditionally Approved になる
↓
2022年10月25日 – 日本→アメリカの入国審査時にインタビューを受ける
↓
2022年11月5日 – Approved になる
↓
2022年11月15日 – グローバルエントリーカードが届く