クレジットヒストリーとクレジットスコア
こんにちは。mazeです。
前回、アメリカでクレジットカードを作る理由として、
アメリカでは「お金を借りて返済する」能力が信用となり、それを表すクレジットヒストリーが重視されます。
とお伝えしましたが、今回はそのクレジットヒストリーについてもう少し書いてみたいと思います。
このクレジットヒストリーは、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)と紐づいていて、クレジットチェック(信用調査 = クレジットヒストリーの確認)が必要な場合、自分のSSNを伝えます。下4桁だけお知らせすれOKなケースもありました。
クレジットチェックがあったのはこんなとき
9ヶ月ちょっとアメリカで暮らしてきて、クレジットチェックが必要と言われたのは、
- アパートの賃貸契約のとき
- ポストペイドの携帯電話を契約したとき
- スーパーやデパートでクレジットカードを作ろうとしたとき
くらいだったかなー。
我が家にはまだ経験値はないですが、この他にも車や家の購入でローンを組むときにもクレジットチェックされるそうです。
アパートの賃貸契約のとき
初めてアメリカへやってきて住むところを探しているのに、クレジットヒストリーが必要と言われても困りますよね?
私たちが契約したアパートでは、デポジットを多めに払えばクレジットヒストリーがなくてもOKになりました。
※ 詳細は「シリコンバレーで物件探し: 申込書作成から賃貸契約まで①」でどうぞ!
きっとどこのアパートも同じか何かしらの対策があるはずなので、これについてはそれほど心配しなくてもいいかも。
ポストペイドの携帯電話を契約したとき
携帯電話の契約には「プリペイド」と「ポストペイド」があります。
私はT-Mobileを使っていて、アメリカに来たばかりのころはプリペイドにしていました。月々決められた金額、または使う分だけ先払いしてから使用開始するタイプで、これにはクレジットヒストリーは不要でした。お店に行く必要もなかったですよ。
ただ、最近gochaと一緒にポストペイドに変えたら、クレジットチェックされました。gochaが契約者なのでgochaのだけ。
携帯電話の契約についてはいずれ書こうかと思っているのでここでは詳細は省きますが、T-Mobileには端末料金を全額最初に払ったり、デポジットを支払うことでクレジットチェックなしでOKなプランもあるようなので、ポストペイドの場合も回避することができます。
スーパーやデパートでクレジットカードを作ろうとしたとき
日本にもありますよね、スーパーやデパートのクレジットカード。お買い物のたびに何%か値引きになったり、ポイントがついたり。
アメリカも同じで、いろいろなところで案内されます。
しかも、レジで簡単に作れるんです。SSNがあれば。
いつだったか Target という大型スーパー(だけど生鮮食品は少なめ)のレジでお兄さんに、
今回の分から割引になるんだけど、クレジットカード作らない?
と言われました。Target にはたまに行くし作っとこうかー、なんてあまり深く考えずに作ってみることにしました。
私はそもそも自分の SSN を覚えていないのですが、gochaはちゃんと覚えてて、レジにある端末でSSNもささっと入力。お兄さんには「You made my day!」なんて言われちゃって、きっと新規カード申し込みで、店員さんに良い得点があったに違いない (^_^;)
でも後日、悲しいお知らせが。。。カード、作れなかったって。。。。。
理由は、クレジットヒストリーが短いからだそうな。そりゃそうだよね、アメリカに来て数ヶ月で作ろうとしたんだから。十分な履歴がないっていうのも要注意だったんですね。
アメリカに長期で滞在する予定がない方や、クレジットチェックを回避する方法で困らない方は、あえてアメリカでクレジットカードを作る必要はないですよ!普通のお買い物なら、日本で作ったクレジットカードが十分使えますので。手数料には要注意ですけれど。
ただ、あったほうがなにかと暮らしやすいように思います。自分に「信用」があるわけだから。
もちろん、良いクレジットヒストリーがあってこそですけどね。
クレジットスコアを確認してみる
さて、自分のクレジットヒストリーが良いのか悪いのか、気になりますよね?
クレジットヒストリーは数値化されたクレジットスコアで表され、そのクレジットスコアを調べるには Credit Karma というサービスを利用します。
Credit Karma はよくTVでCMをやってます。我が家はローカルもケーブルも入っていないのですが、たまにどこかに滞在したときにTVを見るだけでも見かけるくらいです。
クレジットスコアについては Credit Karma のサイトにわかりやすく説明しているページがあったので、シェアさせていただきますね↓
※ ref: Credit Karma – https://www.creditkarma.com
かいつまんで日本語にすると、Equifax、Experian、TransUnion という3つのクレジットビューロー(信用調査機関)がそれぞれ消費者のクレジットレポートを出していて、そこからスコアを算出。Credit Karma はこの3つのうちの Equifax と TransUnion のスコアを表示してくれます。
スコアは300~850までで表示され、通常700より高いスコアが良いスコアとされているようです。
下2桁は削除しましたが↓な感じで表示されます。スケールを見るとどれくらいか分かっちゃいそうですが💦
例えば、TransUnion のスコア詳細がどうなっているかというと、大した履歴がないので見せちゃいますが、、、こんな感じ↓。
これを見ると、スコアにインパクトがあるものとそうでもないものがわかります。
High Impact
- Credit card use(限度額に対してどれくらい使っているか)
- Payment History(どれくらいの割合で期日までに払えているか)
- Derogatory marks(差し押さえや破産などネガティブな記録)
Medium Impact
- Credit age(クレジットカードの平均使用歴)
Low Impact
- Total accounts(クレジットカードやローンの数)
- Hard Inquiries(クレジットカードやローンを申し込んでクレジットチェックされた数)
それぞれの項目で、スコアに影響する期間が異なるとのこと。
これまでに私がアメリカで作ったクレジットカードは1枚で、毎月支払いは発生していますが遅延したことはなく、ローンなどは組んでおらず、1年未満の使用歴で700点台のスコアが取れています。
コツコツ使ってしっかり返す!これに尽きますね。
そう言えば、、、Target で作れなかったクレジットカード。これは聞いた話ですが、作れなかった履歴もスコアにも影響するんだって。
それに Credit Karma によると、Hard Inquiries は Low Impact だけど、クレジットチェックされた回数はスコアに影響するみたい。。。。。
SSN があれば一見簡単に作れそうなクレジットカードですが、申請するたびにクレジットチェックされて、その回数がスコアに影響するんだそうな。
ref: https://www.creditkarma.com/article/hard_inquiries_and_soft_inquiries
Hard Inquiries の履歴は2年間残ってそのあと消えるそうですが、次回クレジットカードを新しく作るときは、慎重に考えるようにします。。。