【グローバルエントリーのインタビュー】グリーンカード取得後最初のUS入国
こんにちは。mazeです。
先月、お久しぶりの日本帰国を果たしました!
グリーンカードの申請中でアメリカから出国できない時期(AOS:Adjustment of Status)にコロナが蔓延しはじめたのもあって、Lビザの更新で一時帰国したのを最後に日本へ帰れていませんでした。
あれから早3年4か月。しみじみ。
今回の滞在期間は2週間ちょっとだったので、本当にあっという間。気分はもろもろ消化不良なのに体重はしっかり増えている感じが、短い滞在でもしっかり充実していた(おいしかった❤)のを物語っています。
以前に、今年の夏は家にヤモリが出没することを書いたのですが、実は、日本出発の数日前にヤモリちゃんを1匹見かけていたんです。再度遭遇することなく家を後にしたので、日本滞在中は「どうしているかなぁ」と気になっていました。
帰って家のドアを開けたらちょうどそこに座っていて、まるでお出迎えみたい 笑
2週間以上も留守にしている間に、家がヤモリだらけになったらどうしよう、、、なんてね。余計な心配でした。お出迎えしてくれたヤモリちゃんを丁重に外へ運び出したのを最後に、今のところ見ていません。季節的にもう活発に活動する時期じゃないんでしょうね。
さて。
日本滞在時の思い出はちょっと置いておいて。今回は、念願のグローバルエントリー取得についてご報告します。
申請料はクレジットカードの特典で実質無料
なぜ グローバルエントリーの取得が「念願」だったかというと、アメリカのクレジットカードの特典に、グローバルエントリー(申請料:100ドル)か TSA PreCheck(申請料:78ドル)どちらかの申請費用クレジットが含まれているものがあって、せっかくのそのクレジットを使いたかったからです。実際、我が家にある2種類のクレジットカードにこの特典があります。
ただ、グローバルエントリーと TSA PreCheck は、2022年11月現在、日本国籍の場合はアメリカの永住権(グリーンカード)取得者しか申請できませんでした。非移民としてビザでアメリカに滞在していた間は使いたくても使えなかった特典だったわけです。グリーンカードを取得した今なら利用できる!
、、、はずだったんですが、コロナの影響で米国外に出るのが難しく、申請してもなぁな期間を1年半ほど過ごしたため、やっとここまでたどり着いたという感じなんです 笑
補足
2023年7月末から、日本国籍でもグローバルエントリーの申し込みが可能になりました!TSA PreCheck も含まれています。
日本からの申請については、アメリカ大使館の↓のPDFに掲載されていました。
トラステッド トラベラーズ プログラム グローバルエントリー申請ガイダンス – 日本国籍者用(二重国籍者、永住者以外の申請者対象)
ref: USEmbassy.gob https://japan2.usembassy.gov/pdfs/cbp-global-entry-application-tips.pdf
インタビューは Enrollment on Arrival(EoA)でもできるみたい。EoA については、この投稿の「インタビューは Enrollment on Arrival(EoA)で」をご覧ください。
今回、申請に使用したクレジットカードはアメックスのプラチナカード。追加カードを作っているため、夫婦ともに特典を利用できました。Webから申請手続きをしてそれぞれのプラチナカードで支払い処理をすると、後日支払った100ドルが返金されるというシステムです。
せっかくの特典なんだから使わなきゃ損!
ちなみに、グローバルエントリーと TSA PreCheck の違いは、簡単にいうとこんな感じ↓
- グローバルエントリー:海外からアメリカに入国する際の入国審査が簡易になる
- TSA PreCheck:アメリカにある200以上の空港から出発する際のセキュリティチェックが簡易になる
そして。
なんとうれしいことに、グローバルエントリーには TSA PreCheck も含まれています!グローバルエントリーを取得すれば、TSA PreCheck も同時に取得したことになるんです。ありがたい。
グローバルエントリーの基礎知識
グローバルエントリーのちゃんとした情報をお届けするために、在日米国大使館と領事館のページにあった日本語の説明をシェアさせていただきます。
グローバルエントリーは現在米国税関・国境取締局(CBP)が施行しているプログラムで、事前承認済みで危険度の低い旅行者の米国入国プロセスを促進します。海外渡航回数の高い旅行者を対象にしていますが、参加資格として義務づけられる最低渡航回数はありません。プログラム参加者は選定空港に設置された自動キオスクを使用し米国に入国する事が出来ます。
空港では、プログラム参加者はグローバルエントリーキオスクに進み、機械読取式の米国パスポートあるいは永住者カードとスキャン認証を受けた指紋を提出し、税関申告後にキオスクから発行されたデータ処理のレシートを受け取り、手荷物受取所、出口へ誘導されます。
旅行者はグローバルエントリープログラムの事前認証を受ける必要があります。全ての参加者は事前に厳格な履歴調査を受け、登録前にCBP審査官の面接を受けます。
ref: トラステッド トラベラー プログラムズ/グローバル エントリー プログラム | 在日米国大使館と領事館
対象者や対象国を順次拡大しているようで、2023年7月から日本国籍も対象に!ESTA Online Center のページにも詳しい説明が日本語で掲載されていたので、ご参考までに。
申請には100ドルを事前に支払う必要があり、有効期間は5年間です。
まとめると、グローバルエントリーは:
- アメリカ国外から入国するときにグローバルエントリーのキオスクがある空港なら入国審査が簡単
- グローバルエントリーの資格を受けるには、事前に履歴調査&インタビューがある
- 2023年7月から、日本国籍も対象に!
- 申請料:100ドル
- 有効期間:5年
※私の場合、2022年10月にインタビューを受けて承認され、有効期限は2028年の誕生日まででした。有効期限まで約5年半あります! - グローバルエントリーには TSA PreCheck が含まれているため、出発時のセキュリティチェックが簡易になる = セキュリティチェック時の面倒が激減
※航空券を予約する際にグローバルエントリーの Membership Number/PASSID を登録しておくと、「TSA PreCheck」と認識されて搭乗券に明記されます。
※TSA PreCheck の列からセキュリティチェックに進むと、靴や薄手のジャケットを脱いだりノートPCや液体をカバンから出す必要がなく、ベルトもそのままでさくっと終了!!
インタビューは Enrollment on Arrival(EoA)で
グローバルエントリーを取得するざっくりな流れは、Webで申請 → インタビュー → 承認 です。
申請時に入力した内容は追ってお伝えするとして、先にタイトルにも書いたインタビューのことを書いておきます。
Enrollement on Arrival とは
私たちは、「Enrollement on Arrival(EoA)」という方法でインタビューを受けました。EoA の説明は↓。
Enrollment on Arrival (EoA) is CBP program that allows Global Entry applicants who are conditionally approved to complete their interviews upon arrival into the United States; including those entering the United States via a designated CBP Preclearance location. The EoA program eliminates the need for a Global Entry applicant to schedule an interview at an enrollment center to complete the application process.
ref: Global Entry Enrollment on Arrival | U.S. Customs and Border Protection
簡単に訳すと、「EoA は、Conditionally Approved のグローバルエントリー申請者が、米国到着時にインタビューを受けられる CBP(税関・国境取締局)のプログラム」です。
Webからグローバルエントリーの申請をしたあと内容に問題がなければ、ステータスが「Conditionally Approved」になります。「条件付きで承認」という意味になると思いますが、要するに「Webで申請された内容は確認したから、インタビューを受けられるよ」という状態のこと。
EoAは、この Conditionally Approved の状態で次のアメリカ入国の際に空港でインタビューが受けられるという仕組みなので、インタビューの事前予約は不要です。現在は、基本的にこの方法でインタビューをしているようです。
ただし、Conditionally Approved のステータスになった日から730日以内に登録を完了する必要があります。また、国内線利用時や国内線の乗り継ぎでは EoA は利用できないのでご注意くださいね。
EoA でインタビューを受けられる空港は↓のページに掲載されていますのでご確認くださいませ。
もし、EoA だとご都合が悪い場合には、TTP(Trusted Traveler Programs)のシステムから日時の予約をして、お近くの Global Entry Enrollment Center でインタビューを受けることもできるようですよ。
持ち物
EoA でのインタビューに持参した書類は、こちら↓
- パスポート(有効期限内のもの)
… 複数国のパスポートを使用して旅行している場合は、すべてのパスポートを持参します。例えば、日本とアメリカのパスポートを持っていると両方の情報を登録してくれるので、グローバルエントリーのキオスクでどちらのパスポートでも使えるようになるそうです。 - グリーンカード
- 住所を証明するもの
… 米国在住者の場合、運転免許(ID)に記載されている住所が現住所と同じなら免許だけでOKです。Real ID の発行のときみたいにいくつか持参したほうがいいのかな、、、と思って準備していたのですが、免許以外の提示は求められませんでした。
これ以外に、Conditionally Approved のお知らせメールも念のため印刷しておいたのですが、不要でした。
入国審査を簡易にするためのグローバルエントリーのインタビューなんて、Web申請時の入力項目並みに根掘り葉掘り聞かれるんじゃないかと思っていました。書類はしっかり準備しておくに限るって。でも、結果は拍子抜けでした。
いざ、インタビューへ!
アメリカあるあるで、到着した空港や担当してくれる審査官によっていろいろなケースがあると思います。あくまでもひとつの体験談として参考にしていただければと思います。
私たちは、2022年10月に日本→アメリカへの入国時に EoS でインタビューを受けました。利用した空港はダラス・フォートワース国際空港(DFW)。
飛行機を降りて、まずは入国審査に向かいます。DFW の場合、入口に「Global Entry」「U.S. or Canadian Citizens/Residents」「Foreign Nationals」の3つの矢印が表示されていました。該当する列に並ぼうと思い、よくよく見てみると、、、
グローバルエントリーのインタビューを受けたい人に向けた案内はありません。「Global Entry」の矢印はキオスクへの案内なので、すでに承認された人用。普通に U.S. or Canadian Citizens/Residents でいいのかしら。。。
こういうときは、聞くのが一番!ということで、入口にいた係の方に、
グローバルエントリーのインタビューを受けたいのですが、どうしたらいいですか?
とたずねて、案内されたのはずらっと並ぶブースの一番手前でした。
のんびり飛行機を降りてトイレに行ったりなんかしていたら同じ便だった人たちはとっくに入国審査が終わっていたようで、がらーんとしていました。アメリカの入国審査で行列がないなんてね。びっくり。
もちろん私たちが案内されたブースにも列なんてないので、早速私たちの番。夫婦2人でブースに進み、最初にグローバルエントリーのインタビューを受けたいと伝えました。
対応してくれたのは、優しそう(実際、優しかった!)な女性で、↓の手順で手続きを開始。
- パスポート、運転免許証、グリーンカードを提出
- 両手5本の指すべての指紋採取
- 顔写真撮影
- 再度、両手5本の指すべての指紋採取
- 再度、顔写真撮影
この間にしっかり聞かれて覚えているのは、「どこに行ってきたの?」だけ。
3年ぶりに日本に帰れました!
それはよかったわねー
なごやかな日常会話をしただけな記憶。そして、入国審査もグローバルエントリーのインタビューもこれで終わり。これだけでいいの!?っていうレベル。グリーンカードでのアメリカ入国はこれがはじめてでしたが、特に変わったことはありませんでした。
そうそう。指紋採取と顔写真の撮影が2回ずつなのは、入国審査とグローバルエントリーで登録するシステムが違うという説明だったと思います。違ってたらごめんなさい🙇
Web申請の流れと取得までのスケジュール
すでに長ーい投稿になってしまったので、今回はインタビューのご報告まで。Web申請で入力した項目と取得までのスケジュールは、次回↓にまとめます。
では、またのちほど!