『REAL ID』取得のためにDMVに行ってきました

DMV at Tracy

こんにちは。mazeです。

前回は、カリフォルニア州発行の運転免許を更新するタイミングで REAL ID にしたことと、その申請方法を書きましたが、今回は実際に DMV へ行ったときのことをご報告します。

「REAL ID 申請のための準備についても気になるよ」という方は ↓ をどうぞ。

こちらでお伝えするのは、2019年6月にカリフォルニア州で免許更新の際に REAL ID にした経緯です。各州によって REAL ID の導入時期や手続き方法などの詳細が異なるそうなので、念のためお知らせまで。。。

Walk in(予約なし)で DMV へ!

普通の免許更新なら郵送かネットでも申請できたんですが、REAL ID にするには DMV へ出向いて手続きする必要があります。

DMV は混んでいることで有名ですよねぇ。。。直接訪問せずに、事前に予約を取ることが推奨されていますが、我が家の近所の DMV では日程が選択できなかったので、直接行ってみることにしました。

6月最後の土曜日のお昼過ぎに行ってみたんですが、びっくり!待ってる人が少ないーっ!!なんだ、このまったり感は (゚Д゚;)!!!

上にあるのがそのときの写真なんですが、広い DMV の中で待っているのはここに写っている人たちくらいでした。さすが田舎。人口が少ないのでしょうね。まぁ、対応してくれる人の数も少なかったんですけれども。。。

オンラインで予約できなかったのは、そもそも待ち時間が少ないからなのかもしれません。私たちが予約したい日がたまたま予約できなかった可能性もありますが。

受付で必要書類を提出

まず向かったのは、「Start Here」と書かれたサインがある受付。ここで訪問した理由を伝えて、持ってきた書類一式を提出しました。提出したといっても、必要書類が揃っているかをざっくり確認しただけみたい。

資料を確認してもらったら、渡した資料とともに受付番号を受け取って、空いている席で待機。

前回の投稿でも書きましたが、持参した資料はこんな感じ ↓

  • Proof of Identity – 身分を証明するもの
    → 私が持って行ったのは、日本のパスポート(USビザあり)と、I-94 をプリントアウトして持っていきました。
  • Proof of Social Security Number – 社会保障番号を証明するもの
    → 私は、SSN カードを持参しました。
  • Proof of California Residency x 2 – カリフォルニアに住んでいることを証明するもの
    → 私は、銀行のステートメントと、電気代の明細を持っていきました。
  • 郵送で届いた Renewal Notice – 必要書類にはなかったけれど、一応持参。
  • 日本帰国時に取得した全部事項証明原本と、その英訳(自分で翻訳) – 私のケースでは不要なのですが、一応持参。

赤でハイライトしたものは、必須資料です。それぞれの証明として使用できる書類の一覧はDMVのサイトにあったので要チェックです。

受け取った受付番号が呼ばれるまでの時間は、大体20分くらいでした。最初に受付した夫のgochaが呼ばれて、その数分後には私の番!

指定された窓口で、再度すべての資料を提出

最初にもらった番号とともに、何番の窓口かがアナウンスされます。モニターでも受付番号と窓口の番号が表示されていました。これ、助かる!

窓口では、持ってきた資料をしっかりゆっくりチェックされました。

私のパスポートには、ビザが2つ(古いものと更新したもの)貼られているので「新しいのはこっちよね?」と確認されました。

それと、言われてからホッとしたのが住所のこと。

我が家のあるマウンテンハウスは、まだ20年くらいしかたっていない新しいエリアなんですが、もともとはトレイシーだったところにできた町なんです。だから、オンラインで郵便番号から住所を入力するときに「Mountain House」が選択できなくて「Tracy」になってしまうなんてこともあります。

カリフォルニアに住んでいることを証明する資料を確認していたときに、受付の女性が

受付の女性

ちゃんと Mountain House と書いてあるから大丈夫ね!

と、言ったんです。

確かに、うちに届いている郵便物でも Tracy になっているものがあるんです。それを持って行っていたら申請の住所と違うってことになっていたのかも!?Proof of California Residency は、登録の住所と同じものかどうかを確認しておくことをオススメします。

ちなみに、私は銀行のステートメントと、電気代の明細を持参しました。印刷したものでもOKで、どちらにも私の名前と住所が明記されていました。もし、ご自身のお名前と正確な住所が書かれたものがないときは、同じ住所のご家族のものでもいいそうですよ。この場合は、ご家族との関係性を証明するもの(例: 日本語の戸籍 + 英訳)が必要です。

ここで更新料の支払いをするんですが、今回は払いませんでした。その理由はあとで書きますね。

親指の指紋採取 & 視力検査

資料の確認が終了したら、親指の指紋採取です。アメリカ大使館でビザを取得するときは5本の指全部だったけれど、ここでは親指だけだったのであっという間に終了。

そのまま視力検査がはじまります。

はじめての筆記試験をサンノゼの DMV で受けたときと同じで、窓口に立ったまま行いました。B、F、L、P などのアルファベットが並んだ表みたいなものが壁に貼ってあって、指定された列を端っこから読んでいく形式。

右目が危なかったわ。。。なんとかOKをもらって終了 💦

ここで「No Fee」と書かれたレシートに「REAL ID PENDING」というスタンプを押してくれたものを受け取りました。

REAL ID pending

窓口に呼ばれてからレシートを受け取るまで、大体10分くらいだったと思います。かなりのんびり資料を確認してくれたので 笑

写真撮影

受け取ったレシートを手に、写真撮影の列へ移動。

ところが、機材トラブルがあったみたいで「座って待ってて」と言われました。レシートをここで預けてから、10分くらい待ったかなー。

私たちが座って待っている間に、写真撮影の列にみるみる人が並びだして、本当に座って待っていていいんだろうか、、、とそわそわしはじめたころに、まずgochaが呼び出されて無事に撮影終了。そのあとすぐに私も呼ばれました。

ドライビングテストの人たちも同じ列に並んでいたみたいで、先ほどの人たちはそっちだった模様。焦ったー 笑

写真撮影後に、さっき預けたレシートと約2か月間有効の仮免を受け取って、すべての手続きが終了!既存の免許の有効期限が9月末だったので、更新された免許が届くまでの間も仮免は特に携帯せずに、既存免許をそのまま利用していました。

今回 DMV に入ってから出るまでにかかった時間は、大体40分くらいでした。写真のところで時間がかからなければ、もっと早く終わってましたよね。

田舎、ばんざい (/・ω・)/ ♪

更新料は不要でした!その理由は…

実は今回、更新料がかかりませんでした。

郵送で受け取っていた Renewal Notice に「To renew your driver license, you must pay a renewal fee of $36」と書いてあったので、そのつもりでいたんです。

Renewal Notice

全然知らなかったのですが、一般的に免許の有効期限は5年なんですって。でも、パスポートとビザを Proof of Identity にしている場合、有効な免許の期間が5年分出されないことがあるそうで、そういう人からは更新料はもらわないんだと担当の女性が教えてくれました。なんて良心的!
、、、EAD と違う―!と、本当は声を大にして言いたいぃぃぃー!!!

免許の筆記試験はgochaと同じ日に受けたのですが、実技試験の日は半年以上のずれがあったのに、二人の免許の有効期限が一緒でした。なんでかなぁと思ったことはあったものの、そのあとすっかり忘れて気にもしていなかった私。。。

よくよく考えてみたら、この有効期限から3年前の日付は、筆記試験を受けた時点での直近のアメリカ入国日だったんです。だから、入国した日から3年間で免許を発行してくれたに違いない。

そして、今回の有効期限は、2021年(今から2年後)のそれぞれの誕生日でした。どうやら更新日は誕生日になるのが普通みたい。筆記試験を受けた年から5年後の誕生日が次回の更新日となり、そのときに更新料が必要になるというわけでした。なるほどー。

前回の記事に、REAL ID の目印となる「金色の熊と星」の写真を掲載しましたが、その下に「LIMITED-TERM」と書いてありました。これが何かというと:

When Will my DL/ID Card Expire?

If you are a first-time DL or ID applicant and your BD/LP document expires in:

Less than five years from the date you applied for your DL (less than six years for your ID card), your photo DL/ID card will be considered a “limited term (LT)” DL.
More than five years from the date you applied for your DL (more than six years for your ID card), your photo DL/ID card will be considered full term.

ref: Limited Term for Legal Presence | State of California DMV

運転免許の有効期限は、初めて免許を申請したときに提出した BD/LP (birth date and legal presence: 生年月日と公的な身分証)document の有効期限が、運転免許を申請した日から5年未満(IDカードは6年未満)だと「Limited Term(期間限定)」になるとのことなので、まさに私たちのケースはそうだったわけですね。納得。

筆記テストも受けていません

そうそう、必要書類には含まれていない(と思う)のですが、 郵送で届いた Renewal Notice を念のため持っていきました。

持参した書類をじっくり確認してくれた担当の女性に「Renewal Notice は持ってきた?」と聞かれたので、そのときに渡しました。

窓口の女性

Good!これがあれば、〇〇〇 はいらないのよ!

、、、と言われたんですが、何がいらないのかは聞き取れませんでした 💦

聞き直そうかと一瞬思ったのですが「いいならいいかー」と、そのときはそのまま受け流しました。。。

ただ最後に「No Test と書いておくわね」と言って、レシートに明記してくれたんです。

これって、、、もしかして、、、、、いらなかった「〇〇〇」は筆記テストのことなんじゃない!?

、、、はい。あてにならない情報でごめんなさい。

ちなみに、私たちの Renewal Notice に書かれていた更新の条件は「36ドルを払うこと」だけでした。結局それすらも払わなかったんだけど、、、筆記やドライビングテストが必要な方には、Renewal Notice にそのことが書かれているそうです。

なにはともあれ、Renewal Notice を持って行ったことはよかったということで。 届いた方は持って行って損はないと思いますよー。

REAL ID になった免許が届きました

その後、REAL ID になった免許が郵送されてきたのは、DMV で手続きした日の10日後くらいでした。gochaの分も、私の分も、ちゃんと届きました。よかったー。

無事、普通免許から REAL ID に切り替えることができて、当分 DMV へ行く必要もなさそうです。

これにて一件落着!