アメリカ L-2 ビザ「再申請」手続き:面接当日編

こんにちは。mazeです。

一度無効になってしまったビザを再申請する手続きの準備編に続いて、今回はアメリカ大使館での面接当日編。ビザの再申請手続きは自分にとっては学ぶことが多くて、忘れてはならないと思って書き溜めてきたけど、1つのトピックとしてはちょっと引きずりすぎなので、もうこの辺で最終回です!

ビザを再申請することになってしまった経緯や手続きに必要な資料などは、よろしければ↓の投稿をご覧くださいませ <(_ _)>

わかりにくいかもしれないので補足しておくと、このブログでは、ビザの「再申請」と「更新」を↓の意味で書いています。

  • ビザの再申請:一度失効してしまったビザの再発行。I-94 の滞在可能期限が過ぎていることに気づかずに、ビザが失効していました。
  • ビザの更新:私たちのブランケット L-1 と L-2 ビザは、発行されてから3年後に2年の更新が可能でした。

アメリカ大使館面接当日!

まずは、 面接当日の流れについて、アメリカ大使館の動画があったので、こちらをどうぞ!事前に見ておくのがオススメ。

さっき改めてこの動画を見て思いました。これさえ見ておけば、必要なことはすべて事前に分かるから、当日不安になることはないんじゃないかと。。。私の体験談を書くまでもなさそうですが、ビザのタイプが違うし、再申請なんてレアケースだったんじゃないかとも思うので、念のため残しておきます。

ちなみに、私が行ったのは東京にある大使館で、そこでの流れをご報告します。各地の領事館での面接手順は異なると大使館のサイトにも書いてあったので、お気を付けくださいませ。

予約時間 = 大使館到着時間 です

動画の最初に解説されているように、予約した時間は面接を受ける時間ではなくて、大使館に到着する時間なんだそうです。

ワタクシ、初めて大使館面接に行った3年前は、完全に「面接を受ける時間」と勘違いしていたので、予約時間の1時間くらい前に現地に到着したのを覚えています。。。大使館前には長蛇の列ができていて、早く来ておいてよかったと思ったものでした。ただ、係の人に予約時間を見せたら、私たちの面接時間の列に移動するように言われました。後から来た人でも予約時間に近い人は先に通してもらっているようだったので、予約時間 = 大使館到着時間 でよかったことはあとでわかりました。。。

今回は、最初からこの事実がわかっていたので、予約時間の15分くらい前に大使館前に到着するように行きました。また行列ができているのかなぁ、、、と思っていたら、列なんかなくて拍子抜け。大使館前に守衛さんが立っているのですが、そこまでスムーズに進みました。

この再申請の数か月後にgochaと一緒に更新申請に行った時にも同じ状況でした。時期によって混雑具合が違うのかなとも思ったけど、予約時間が到着時間だと認識されて、大使館前に人が殺到しなくなったのかもしれません。

大きな荷物は事前に駅のロッカーへ

大使館内に大きな荷物は持ち込めないことになっています。あと、携帯電話1台はOKですが、それ以外の電子機器も持ち込み禁止。残念ながら大使館周辺に預けられるところはありません。なので、どうしてもそれらを持っていく必要がある方は、大使館へ向かう前に、駅のロッカーを利用することをオススメします。当日持ち込めないものリストは大使館のサイトの非移民ビザのページにある「ご来館前の注意事項」で確認できます。

持ち込みが可能なのは:

・携帯電話1台
・手持ち可能なバッグ1点 (25cm×25cm以下)
・ビザ申請関連書類が入った透明なクリアフォルダー
・傘、ただし荷物検査前にセキュリティゲートの外の傘立てに置くこと

ref: 非移民ビザ – ご来館前の注意事項 | 在日米国大使館・領事館

私はこのリストを事前に見て、「手持ち可能なバッグ1点 (25cm×25cm以下) 」だと思ったので、ものすごーく小さなバッグに携帯やお財布などの必要最小限なものを入れて、書類は実家にあった書類ケースに入れて持っていきました。100均とかで売っているものだって。ちょうどよかった!書類自体は、また透明なクリアフォルダーに入れておく必要があります。提出用に。詳細は後ほど書きますね。

でも、ビザ面接の手順の動画を見ると、 25cm×25cm 以上のバッグを持っている人もいますよね。。。実際、書類が入るサイズのバッグを持ち込んでいらっしゃる方もいました。動画には「25cm×25cm 以下のバッグ」とは表示されていないし、さすがにA4サイズの書類が入る程度のバッグはOKにしているのかもしれませんね。ただし、持ち込みできないものがある場合、入館できずに予約を取り直さなければならない可能性も。特に時間に制限がある方は、注意事項をしっかり守っておくほうが無難かと思います。

持ち込み可能な携帯はトレイに載せて、空港のように荷物と人間が別々にセキュリティチェックを受けます。

持参した書類を決められた順番に並べる!!

セキュリティチェックを通過すると一度外に出ますが、すぐに領事部の入り口が見えます。私が行ったときは毎回ちょっとした列ができていました。

この入り口には日本人の受付の方がいて、予約日の確認と書類が順番通りに準備されているかを確認されます。列に並んで待っていると案内が前から回ってきて、持参した資料を決められた順に並べ替えるように指示が書かれていました。その案内も大使館のサイトにあったので事前に見ておいてもいいかも。

ここで重要だったのが、夫と妻の2名で申請する場合は、クリアフォルダ―を分けておくことでした。

今回は、私が一人で行った再申請時のことを主に書いているので、この時は問題なかったんです。が、数か月後に更新のために夫婦二人で行ったときに、一人ずつに分けるように指示を受けました。

それと、持ち込み可能なものリストのところで少し書きましたが、書類は透明なクリアフォルダ―に入れておく必要があります。透明なクリアフォルダ―だけがOKで、透過していても色付きはNGでした。この動画のお姉さんも、手に黄色いクリアフォルダ―を持っていますが、受付で透明なものに差し替えられていますよね。初めて面接に行ったとき、薄い水色のフォルダーに書類を入れていたら、透明なものはありませんか?と聞かれて、ないと伝えたら受付にあるものに差し替えられました。

予約日と資料の確認が終わると、番号が渡されます。面接は、その番号で呼ばれます。

書類の提出

番号を受け取って、再度セキュリティゲートがあるのでそれをくぐるとやっと待合室に到着。ドアを開けてそのまま進んだところに1番窓口があり、ここで持ってきた資料を確認してもらいます。確認が終わったら、空いている席に座って番号が呼ばれるまで待ちます。

ひたすら待機 & 指紋採取

再申請のときは、番号を呼ばれたら 指紋採取 → 面接 と進みましたが、ブランケット L-1 のgochaと一緒に更新手続きをしたときは、指紋採取の前に500ドルの詐欺防止費用(Fraud Prevention and Detection Fee)を支払うために呼び出されました。ブランケット L-1 はこの費用の支払が必要なのですが、ビザのように事前払いではなく、当日払いとなります。クレジットカードが使えました。

番号での呼び出しは、モニターにも表示されるのでわかりやすいです。ただこの呼び出し、番号順に呼ばれるわけではありません。順番通りでないことは館内のどこかにも書いてあった気がします。

再申請で行ったときは1時間半くらい待ちました。私の番号の前後の人はどんどん呼ばれていって、待合室が人でいっぱいだったのに気づけば残り少ない状況に。。。再申請なんてイレギュラーだし、多少のお叱りは覚悟の上とはいえ、そういった問題アリな人は後回しなのかとかなりドキドキしました。

やっと呼び出されて指紋の採取へ。両手5本の指、すべてを採取されます。これが終わり次第、面接待ちの列に並びます。

ついに面接…

もーほんっとーにドキドキしたー 💦

だって「不法滞在」って言葉が怖くない!?まるで犯罪者ですよ。。。

説明を求められたら、パスポートを更新した後に I-94 も更新する必要があることを知らなかったとか、そもそも滞在可能期限を知らなかったとか言ってみようかな、、、それでも叱られるよね、、、とか、最悪のケースでは、再申請が認められないこともあるかもしれないよね、、、などなど、あれこれ考えてはひやひやしていました。

面接は、立ったまま窓口で行います。gochaと一緒の時は、私は横に立っているだけでよくて、何か聞かれたことはありません。gochaは技術者としてビザを受けているので、毎回役職や仕事についての簡単な説明が求められます。

そして私の番。。。面接官の女性が資料をゆっくり確認したあとの第一声は、

「ゴシュジン ハ ドコデスカ?」

あれ (゚Д゚;)!?、、、日本語で質問してくれるの!?!?

こちらも日本語で、「アメリカにいます」と答えたら、また資料を見たり私の前からいなくなったりしたあと、

「When did you find out?」

だったかな。とにかく今度はこんなような英語で、いつ気づいたの?と聞かれたので、「2 weeks ago」と答えました。

それから面接官の女性は、数分間私の前から姿を消しました。5分はいなかったんじゃないかな。お隣で面接していた人が二人か三人入れ替わったのは確かなので。どこ行っちゃったのかしら、と不安になりかけていたころに戻ってきて、

「Thank you for your application!」

、、、と言われた気がする。Thank you なのか!?あれ、もしかして面接終わり!?

1週間くらいで新しいビザスタンプ付きのパスポートが届くはず。古いパスポートは返すわね、、、って言って新しいパスポートが手元に戻ってきたから、いやいやこっちが新しいパスポートよ!って言ったら、あら、そうねーって言って笑ってた。

、、、うん、笑ってた。

これにて面接終了でございます。お叱りもなければ、理由も聞かれませんでした。途中で長く待たされたことについては気になるものの、もしかしてアメリカでパスポートを更新したあとに滞在可能期限が過ぎていることに気づくケースってあるあるなんじゃないかしらと思ってしまうくらいあっさりでした。最後にあのまま新しいパスポートを持って帰ってきてたら、それはそれでまた面倒なことになってたと思うけど。怖っ!!

お知らせどおり、1週間後には新しいパスポートにビザスタンプが貼られたものが実家に届きました。よかったー。

パスポートとビザを受け取るまではずっとやきもきしていましたが、なにはともあれ無事終了。滞在可能期限が過ぎていることに気づいてすぐに出国したことと、素直に謝りを訂正しに行ったことがよかったんだと思いたいです。

私のようなドジな理由でビザの再申請をする方はいらっしゃらないかもしれませんが、通常のビザ申請にも共通しているところは多いので、少しでもどなたかのご参考になれば幸いです。