アメリカで家買いました④ローンについて考える
こんにちは。mazeです。
我が家のあるカリフォルニア州マウンテンハウスは、毎日カンカン照りのお天気です。
前回「アメリカで家買いました③リアルター(不動産屋さん)を探す」を書いたときにはまだ朝晩が寒いくらいでしたが、今はもう寒いなんてことはないです。涼しくて過ごしやすいくらいで。
暑くて我慢できずにクーラーをつける回数も増えてきました。
ご近所の家では、朝から晩までエアコンつけっぱなしなんだろうなーというのが、ブンブン回っている室外機の音でわかります。
電気代、他人事ながらどうなっちゃうのか心配、、、 (・_・;)
さて、今回はオファーについて書こうと思っていたんですが、先にローンのことを考えておかないとオファーできないじゃん!
と思い直したので、今回はローンについてです。
これまでのお話・・・
アメリカ在住歴1年未満でもローン組めました
アメリカに来てから1年経っていないのに、ローンが組めるんだろうか?
シリコンバレー近郊の高すぎるアパートの賃料に全っ然納得のいかない私たちが、それをこのまま払い続けるのはもったいないなと思い始めてから、まず気になったのがコレ。
夫のgochaはいつか海外で仕事をしたいといってはいたけれど、いつになるのか、そもそも実現するのかもわからない状況、なので、結婚とほぼ同時に日本で家を購入していました。
家といっても中古のマンションですよ。
ローンは絶対反対派だったgochaの力説により、夫婦折半でニコニコ現金払いできる物件を選びました。
今考えてみたら日本でローンの返済がなかったのはすごく良かったし、あったらこちらでまた家を買おうなんて考えられなかっただろうから、堅実なgochaに感謝なんですけどね。
要するに、日本の家の購入後からの貯蓄と、アメリカに来るのにいろいろと整理した株などからかき集めた金額だけでは、新たに家を購入するにはローン以外考えられない状況でした。
「賃貸料 vs ローン」で考えると、結果的に住宅が自分たちの資産になるローンに軍配が上がって、家を購入する方向に決定!
とは言え、アメリカは何かとクレジットヒストリーやクレジットスコアで信用確認をする国。
クレジットヒストリーが1年未満というのは短いし、クレジットスコアだってまだよくない。。。
そこでしっかり者のgochaがササっと First Tech Federal Credit Union に確認に行ってくれました。
First Tech は、私たちがアメリカに来て最初に開設した口座のある信用組合で、詳しくは以前書いた記事があるのでよかったらどうぞ!
確認の結果、ローンを組めることが判明!
しかも First Tech での口座開設から1年半(だったと思います)以内に住宅ローンを組む場合、クレジットスコア740を保証してくれるというんです!
実は。。。
アメリカで作ったクレジットカードの支払い設定は自分でやるものだと知らなかった私は、First Tech から未払いのお知らせが届いて驚いたということを以前に書きましたが、そのお知らせのなかったgochaは設定されているものと思って放置。。。
そのせいで初回の支払いが滞納扱いになってしまったかわいそうな過去があり、クレジットスコアが非常に悪かったんです。
なんかね、First Tech にgochaにはそんな連絡来なかったんだけどって聞きに行ったら、連絡先がちゃんと封筒に印刷されなかったとかで、「お知らせが届かなかった」という履歴だけ残っていたそうな。
ひどい話だ、、、あ、知らない方が悪いのか💦
何はともあれ、早速想定している大体の物件価格と頭金を伝えて見積もってもらったら、金利はなんと 3.125%!!
低金利な日本と比べるとずいぶん高いと思われるかもしれませんが、アメリカで3%台は相当低いほうなんです。
クレジットスコアが金利に大きく影響することはこのあと思い知ることになるのですが、First Tech のスコアを保証してくれるというキャンペーンは、たとえgochaのような滞納をしていなくても、クレジットヒストリーが短いとクレジットスコアも高くならないので、かなりありがたいものだということがわかりました。
これはもう、First Tech でローン組んじゃうよね!!
本当はほかの金融機関でも見積もってもらった方がよかったのかもしれませんが、こんな良い条件だと思っていなかったのもあって、すっかり大喜びな我が家は First Tech 一択で物件探しを始めました。
ちなみに、Redfin には「Compare Mortgage Rates」があって、条件を入力すればいろいろな見積もりを見ることができます。参考にしてみるといいかも。
Pre-Qualification Letter / Pre-Approval Letter を準備する
前回のリアルター(不動産屋さん)を探す編で、最初に Redfin 経由でリアルターを紹介してもらったと書きましたが、そのリアルターさんと最初に会ったとき、彼女はすでに First Tech のローンオフィサーにコンタクトしていました。
仕事早くない!?まだ会ってもないのに!?!?
オファーをするときに必要となるのが「Pre-Qualification Letter」とか「Pre-Approval Letter」というローンの仮承認書なんですが、私たちが最初の物件の内見を決めた時点では、さらに仮的な計算書を受け取っていただけでした。
なので、リアルター紹介メールの返信で、まだ Pre-Approval はないけれど、First Tech から仮の計算書は出してもらったと伝えてはいたんです。
まさかそれだけの情報でローンオフィサーにコンタクトしてくれて、しかもあの口座開設から1年半未満の場合に適用されるキャンペーンのことも聞いてきていたので、すごいなぁと思ったものでした。
後から考えれば、Pre-Approval がなければオファーができないし、そもそもローンが組めないかもしれないような人だとリアルターさんにしてみれば無駄骨になる可能性もあって、絶対に抑えておかなきゃいけないポイントだったんですよね。
そしてこの銀行等のローンオフィサーとのやりとりも、リアルターさんのお仕事の内というのも、オファーを繰り返していくうちにだんだんとわかってきたことでした。
Pre-Approval Letter は、結局オファーを何度かした後にきちんとしたものを作ってもらいました。それまでは仮の仮の計算書でなんとかなっていました
、、、多分。特に何も言われなかったので💦
セラー(売主)側にはこちらのダウンペイメント(頭金)とローンの状況は伝わっていたので、仮の仮の計算書をそのまま提出していたのは間違いないのですが、もしかしたら、、、ちゃんとした Pre-Approval じゃないのにオファーを繰り返していたから、なかなか決まらなかったんじゃ。。。
今となってはわかりませんが、きちんと準備するに越したことはありませんね。
Pre-Qualification Letter / Pre-Approval Letter 作成に必要な書類
Pre-Qualification Letter / Pre-Approval Letter の作成はローンオフィサーが対応してくれますが、そのために準備する書類があります。
アメリカに来てから1年未満だったので、必要な期間分の情報がないものがありましたが、それで困るということはありませんでした。
リストにしておきます。どなたかのご参考になれば!
First Tech に提出した資料
- 賃貸中のアパートの管理会社の情報と賃貸契約書
- gochaの会社からのオファーレター
- gochaのリロケーション(転籍)に関連する条件(支払い証明)
- 直近1か月の給与明細
- 前年分のW-2フォーム
→ 日本でいう源泉徴収票で前年度1年分が必要でした。アメリカに来てから1年未満だったので、1年分きちんとない状態でしたが、それで問題ありませんでした。 - パスポートとビザのコピー
- I-94 のコピー
- I-797 のコピー
First Tech 以外でローンを組もうとしたときに、上記の他に必要と言われた資料
次回詳細を書こうと思いますが、実はもう1社でローンが組めないか確認したことがありました。
そのときに追加で必要と言われた資料が ↓
- 直近2か月分の銀行明細書
- 株式明細書
→ アメリカに来てからは所有していなかったので該当なしでした - 前年度のタックスリターン資料として1040フォーム
→ タックスリターンでお世話になった税理士さんにお願いして送ってもらいました - クレジットチェック
→ 資料ではありませんが、クレジットヒストリーとクレジットスコアを確認するために、ローンオフィサーによるクレジットチェックが必要と言われました
今回はここまで!
First Tech 以外でローンを組まなきゃいけない事態が発生したことは、次回書こうと思います。