『アンという名の少女』みました / Netflix
こんにちは。mazeです。
『赤毛のアン』をご存知ですか?
日本で大人気のこの作品を知らない方のほうが少ないかもしれませんね。タイトルのとおり、赤毛の女の子が主人公の物語です。
題名って難しい
『赤毛のアン』の原題は『Anne of Green Gables』。グリーンゲイブルズは、アンが住むことになるおうちのことで、緑の切妻屋根という意味だそうです。
そのままカタカナにして「グリーンゲイブルズのアン」だと、内容を読むまで意味が分からないでしょうし、直訳して「緑の切妻屋根のアン」だと意味不明。「緑の切妻屋根の家に住むアン」だと、センスないって言われそうなタイトルですよねぇ。。。『赤毛のアン』という邦題は絶妙だなーと思います。
さて、今回ご紹介したいのはNetflixオリジナル作品の『アンという名の少女』です。原題は『Anne with an E』。
あー、この原題!
アンは名前にものすごくこだわりを持っている女の子です。そもそもアンじゃなくてコーデリアって呼んでほしいくらいだったんですよね。でも、アンと呼ぶなら「スペルの最後に “E” をつけて “Anne” にしてね」っていう件は、アンがどんな子供なのかを知っていく上で重要な部分なわけです。
で、その邦題が『アンという名の少女』。
、、、うーん。
この原題を直訳しても日本語じゃ意味不明になるので、邦題を考えるのは大変だったんだろうなぁとは思うんです。でも「Anne」に意味があるわけで、カタカナで「アン」になってるとちょっとなぁ。これじゃしっくりこないのー 泣
かといって他にいい日本語訳が思いつくわけでもなく、この原題をうまく表すのは難しいってことにしか辿り着かないんですが。。。。。好き勝手に言ってすみません💦
もともとこのドラマはカナダのCBCで放送されたもので、その時の題名は『Anne』。Netflixが世界配信するときに、英語圏の題名を『Anne with an E』に変えたそうです。
なんだったら日本では『Anne』のままでもよかったんじゃないかな。映画『Annie / アニー』みたいに『Anne / アン』と表記するとか。あ、いっそのこと『Anne / 赤毛のアン』なんてどう?あえて『赤毛のアン』は使わなかったのかな。
例え日本で一般的に知られている『赤毛のアン』にしたとしても、このアンも Anne with an E であって、アンのままじゃ原題のこの部分は表現できていないんですけれども。
、、、そして、すべて完全に私の好みの話なんですけれどもー。
「意味不明だよ」と思った方は、ぜひドラマを見てくださいっ!きっとわかってくれるはず!!
新しい、でもまさに「アン」でした
なにはともあれ、Netflixで最初にこの作品をみつけたときは、この邦題になんだかモヤモヤしてすぐにみようとは思えませんでした。
私にとって映像化された赤毛のアンといえば、ミーガン・フォローズ主演のシリーズ。子供のころに母に映画館に連れて行ってもらって観て以来大好きです。それから何度も観てきたし、このシリーズと同じキャストが登場する『アボンリーへの道』というドラマもよくみていました。だから、あれよりも良いものはないはず!と思ってしまっていたのもあります。
でも、Netflix版もやっぱり気になる。ということでみてみたら、、、
プリンスエドワード島のすばらしい景色は以前のシリーズと変わらずに、より自然の壮大さが際立っているようでした。嬉しいことと悲しいことの高低差が激しくて、見ている方もハラハラ。思っていたよりもずっとずっとステキでした ❤
前述のシリーズもカナダではCBCが放送していたそうで、再度同局が放送するわけだから、中途半端なものなわけがないということがよくわかりました。
赤毛のアンは、本でも読みました。いまさらですが、その本が講談社の村岡花子さん翻訳バージョンだったことをさっき検索して知ったくらいなので、大した知識があるわけではないんです。しかも、読んだのは10代のころなので、話の細かいところはうろ覚えなんですよね。。。
だけど、映画も本も世界名作劇場(古い?)も、美しい自然の中にやってきた風変わりな子供のお話という、どっちかっていうと穏やかな印象でした。
それに比べると、今回のこのドラマはジェットコースターです。ホントに。のどかな田舎のお話には変わりないし、話の大筋は同じなのにすごい。
アンが育ってきた環境は相当過酷で壮絶だし、孤児のアンに対して周囲の人たちは嫌悪感を隠そうともしないのは、本でもこれまで映像化されたものでも同じだったはずなんです。自分がさらっと読んでいたのか、みていたのか。こんなに辛い話だっけ?ここまであからさまだったっけ??私の記憶からこういった部分がかき消されているだけかもしれませんが、大人になってみたこのシリーズはかなり衝撃的でした。
このドラマでアンを演じているエイミーベス・マクナルティちゃんは、ものすごく細くてソバカスいっぱいで鮮やかな赤毛。目も大きくてアンのイメージそのものです。ミーガン・フォローズはかわいかったけれど、赤毛??ガリガリ??だったんですよね。アンの描写とはちょっと違う。今回のアンは、まさに本から抜け出してきたみたいな “アン” でした。もちろんいい意味で!
あ、世界名作劇場のアンに似てるかも。嬉しいことに、これもNetflixにありましたよー。
マシューやギルバートについてもしっかり描写されていました。このドラマオリジナルのはず。そうそう、シーズン1の最終話もまったく記憶にないエピソード。赤毛のアンのその後のお話にあったような気もしなくはないけれど、これ、どうなっちゃうのかしら。こんな終わりでいいのかしらー!?続きが気になるっ!
そんな感じで自分の記憶との違いに若干戸惑いつつ、それでも想像力とおしゃべりが止まらない、元気いっぱいのアンは健在でした。間違いなく、オススメの作品です。
もう1つ、このドラマで本当にステキだなと思ったのがオープニング。アンが想像している世界はこんな感じなのかもと思えるとても綺麗な映像です。こちらも必見です。
赤毛のアンについてはまだまだ書いておきたいことがあるけれど、それはまた別の機会に。
いろいろと気になった方はNetflixでチェックしてみてくださいね!
https://www.netflix.com/jp/