サウスウエスト航空に乗ってみた【搭乗方法が独特】

Southwest Airlines

こんにちは。mazeです。

7月の終わりにラスベガスへ行ったときに、はじめてサウスウエスト航空に乗りました。

これまでいろいろな航空会社を利用してきましたが、チケットを購入するところから 搭乗 → 到着 → 荷物を受け取る までの過程はどこもほぼ同じ。

でも、サウスウエストは他と全く違うシステムでした。みなさまはすでにご存知かもしれませんが、私的には驚きだったのでご報告します!

※この投稿は、2017年8月 現在の情報(更新:2024/4/30)です。ご利用される際は、サウスウエスト航空のサイトで最新情報をご確認くださいませ 🙇‍♀️

サウスウエスト航空のサイトでチケット購入

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maze

旅行に行きたいなぁ

なんて思ったときは、Googleの検索窓に、例えば「サンノゼ ラスベガス」と入力すると、↓のようにフライト検索ができます。

search Southwest Airlines flight on Google

ここでは Googleフライト の使い方には触れません。が、見ていただきたいのは、サウスウエスト航空で直行便があるにもかかわらず、料金が「不明」となっていること。

なんで???と思って Googleフライト のヘルプを見てみたら、

表示されないフライトがある理由

次のような場合は、フライトが表示されないことがあります。

 ・フライトが満席または利用不可となっている
 ・航空会社が Googleフライト に追加されていない

ref: Google フライトで航空券を予約する

とのこと。

でも、サウスウエスト航空のフライトは検索できているから、料金が不明な理由にはなっていない。

もしかしてと思って、エクスペディアやスカイスキャナーでも検索してみました。

  • スカイスキャナー:Googleフライト と同様に、フライトスケジュールはわかるけれど料金は不明。予約したい場合は、サウスウエストのサイトに飛ぶ
  • エクスペディア:便があることすら表示されない

いろいろ検索してみた結果、kiwi.com ではサウスウエストのチケットを購入できそうでした。ただ、座席の条件(後ほど説明します)がわからず。。。

サウスウエストの場合は、サウスウエスト航空のサイトで直接確認、購入するのが良さそうです。

サウスウエスト航空はファーストクラス/ビジネスクラスがありません

早速、サウスウエスト航空のサイト(https://www.southwest.com/)へ移動してみましょうか。

希望の出発地と到着地、日付と人数、往復(Round trip)なのか片道(One-way)なのかを選択してフライト検索をしたら、次に↓に水色でハイライトした「Business Select」「Anytime」「Wanna Get Away」の選択をします。

Southwest Airlines select flight

これらはチケットのコンディションを意味していて、ファーストクラスやビジネスクラスといった座席のグレードではありません。

例えば、上の表で一番安い75ドルのチケット「Wanna Get Away」の場合、購入するチケットのコンディションはこんな感じ ↓

  • Non-Refundable – 払い戻し不可。出発時刻の10分前までにキャンセルすれば、運賃に対するフライトクレジットが発行される
  • Two Bags Fly Free – 預け入れ荷物は2個まで無料
  • No Fee to Change – フライトの変更は無料(チケット料金の差額は必要)
  • Free Same-Day Standby – 無料でフライト当日の早い便へのスタンバイにリストアップ可能

いちばん安い「Wanna Get Away」でも払い戻し不可だけど、出発時刻の10分前までにキャンセルすれば、運賃に対するフライトクレジットが発行されるので、急な予定変更があっても、その後の出張や旅行でサウスウエストを利用すれば損が出ない仕組みです。

フライト当日に予定が早まって早い便に変えたいな、というときも手数料なしで変更希望が出せます。もちろん空席があることが前提で、購入した便よりも料金が高ければ差額を支払う必要があります。

各コンディションの詳細はこちらのページにありますが、「Anytime」以上のグレードでいちばん大きく違うのはRefundable(返金可能)になること。自分にあった条件を選べるのがいいですよね。

そしてそしてありがたいのが、預け入れ荷物が2個まで無料なこと!!「Wanna Get Away」でも適用されます。

アメリカの国内線は預け入れ荷物にお金がかかります。今まで乗ったデルタ、ユナイテッド、アメリカン、アラスカは必ずかかっていました。どこも1個30ドルくらい。

だから、機内持ち込みギリギリ可能なサイズのスーツケースを引きずって搭乗する人が必然的に多くなり、頭上の棚はいつもいっぱい。小さめの荷物だと足の下に置くように言われたり、乗せきれないと判断すると結局ゲートのところで荷物を預けてたりするの。

往復で移動したら荷物だけで60ドルだもんね。そうなっちゃうよねぇ。。。

サウスウエスト航空では、荷物の預け入れが無料なので、すごくありがたく感じました。フライト料金が安い上に荷物にもお金がかからないなんて良心的❤︎

ちなみに kiwi.com で予約する場合、預け入れの荷物が無料なのは同じですが、それ以外のチケットの条件はわかりませんでした。予約を進めて行く時点でその情報は見当たらなかったので、どうしても kiwi.com で購入したいという場合は事前に確認した方が良さそうです。

サウスウエスト航空は全席自由席!

チケットのコンディションを選択して、搭乗者名などの情報を入力したら予約自体は終わりです。

あとは搭乗24時間前から可能なオンラインチェックインを待つだけ。

なぜなら、、、

チェックインした順に搭乗順が決まるから!!

上の方で書いたとおり、サウスウエスト航空にはファーストクラスやビジネスクラスという座席のグレードがありません。しかも、フライトを予約するときに座席を指定することもないんです。

サウスウエストは定員制の自由席で、座席は搭乗した人から好きな場所に座ります。全席指定のシネコンじゃなくて、早いもの順だった昭和な映画館方式 笑

オンラインチェックインすると搭乗券が印刷できるようになるのですが、そこに Bording Group と Boarding Position が表示されます。これが搭乗順になります。

Boarding Group は A〜C、Boarding Position は 1〜60 で表示されます。

例えば、今回ラスベガスに行ったときの私のチケットには「B 17」と表示されていました。グループBの17番目ってこと。

搭乗ゲートに行くと↓のようなモニターがあります。この写真のときは左がグループAの31番〜60番で、右がグループBの1番〜30番と表示されています。Bの 1 – 30 の方のモニターにはもともと Aの 1 – 30 が表示されていて、グループAの搭乗が終わるとグループB、グループBが終わるとグループCへと表示が変わります。

Southwest Airlines

モニターの前には 1〜5、6〜10 と数字が書かれた案内板がいくつか並んでいて、モニターのある前から Bording Position の順に並びます。私は「B 17」だったから、グループAの1番から30番の人が搭乗した後、モニターがグループBに変わるのを待って、案内板「16 – 20」の場所に立って搭乗を待ちました。

Southwest Airlines

あとは列になって順番に搭乗、空いている好きな席に座ります。

行きは忘れずに24時間前にオンラインチェックインしてB 17だったのですが、帰りはうっかりしていて当日の午前中にチェックイン。結果は、B 52 でした。

夫のgochaと一緒にチケットを買っているからオンラインチェックインも一緒にできて、番号も連番。行きも帰りも満席だったけれど、 B 52 でも後ろの方に並んで座れるところが何列も残っている状態でした。グループCだと並んで座るのは難しかったかも。

この早いもの順方式、イス取りゲームみたいで無駄にドキドキします💦

それはちょっと、、、という方は「Business Select」でチケットを購入していれば、グループAの最初の方のポジション(A1 – A15)が得られます。

「Business Select」で買うのはちょっと、、、でも心配という方は、「EarlyBird Check-In」という追加15ドルで自動チェックインになって早いポジションを獲得できるオプションもあったので、これで安心できるかも。「Anytime」で購入する場合は、この EarlyVird Check-In が含まれています。

そうそう、オンラインチェックインをしたときに搭乗券を印刷できるようになりますが、印刷していかなくて大丈夫でした。私は念のためPDFにしてスマホで開ける状態にはしておいたものの、見せる機会はなかったです。

空港についたらチェックインカウンター前にセルフチェックイン用のモニターがたくさんあるので、そこでコンファメーション番号を入力して搭乗券を発券します。

同時に預け入れの荷物の個数を指定すると、指定した数のラベルが印刷されるので、それをスーツケースに巻きつけてからカウンターへ。スーツケースを引き渡す際に身分証だけ見せればOKです。

おまけ

搭乗後の飲み物とピーナッツやプレッツェルの提供は、サウスウエストにもありました。

が、他の航空会社みたいにワゴンでやってきて「何にする?」と聞かれるんじゃなくて、先に注文を聞いて回って、あとでお願いしたものが運ばれてくるシステム。

トレイに何人か分の飲み物を乗せて配っているから、ワゴンよりこぼす確率が高いのでは、、、なんて余計なお世話かな。ワゴンはワゴンで、お手洗いへ行きたい人なんかはいつも待たされているし、どっちがいいんでしょうねぇ。

あのド派手な色合いの機体には見覚えがあったものの、縁遠かったサウスウエスト航空。これまでLCCを利用したことがほぼないのでそう感じるだけなのかもしれませんが、こんなに他の航空会社と違うとは!

何はともあれ、アメリカ国内移動に重宝しそうです。